ぼくは寺町佳枝３才、元気な男の子（１）

朝はちょっぴり眠たいけれど、すぐに元気になるよ。
だからいつも元気、元気、元気。
きのう猫バスを待っていたのに来なかった。
ずっと待っていたのだけれど来なかったんだ。
忙しいのかなぁ、先週は乗れたのに。
でも、今日は乗れるよね、みんなで乗れるよね。

えっ、僕のやりたいこと？
一杯有るよ。今一番やりたいのは、天の川で舟に乗りたい。
星が一杯流れている天の川で、大きな笹の船に乗りたい。
あっちの星にゴツン、こっちの星にトントントン、
星と星の間をスーイスイ。
いつまでも、いつまでも乗っていたい。
だけど、お昼までに帰らなければお母さんにしかられる。
お母さんの作ったおいしいお昼ごはんも楽しみなんだ。
この前、お母さんとデパートで食べたお昼より、お母さんの作ったお昼の方がずっとおいしいんだよ。