『ただいま、天使ちゃんはカゼが治ったの?』
『それがね、お医者さんには天使ちゃんが見えないので、そのままおうちに帰ってきて寝ているのよ。』
『そうなの? 大人の人には天使ちゃんが見えないの? お母さんは天使ちゃんが見えるでしょ。』
『ええ、見えるわよ。』
『お母さんは特別なのかなぁ?』
『そうかも知れないわね。』
天使ちゃんが私のふとんで寝ているので、私はお母さんのふとんで一緒に寝ました。
朝になって私が起きると天使ちゃんが羽根を広げて飛んでいました。
『わぁ、天使ちゃん元気になったのね。』
『ええ、もう大丈夫よ。ほら、こんなに飛べるわ。』
『良かったわね。』
『ええ、ありがとう。』
『今日から、また一緒に学校へ行けるわね。』
『ええ、行けるわ。』
『そして、一緒にお外へ遊びに行けるわよね。』
『ええ、行けるわ。』
そして、私はまた天使ちゃんとずっと一緒にいます。
だけど、私が大人になっても、お母さんのように天使ちゃんが見えるのかなぁ?
それとも、お医者さんのように天使ちゃんが見えなくなってしまうのかなぁ?
おしまい
『それがね、お医者さんには天使ちゃんが見えないので、そのままおうちに帰ってきて寝ているのよ。』
『そうなの? 大人の人には天使ちゃんが見えないの? お母さんは天使ちゃんが見えるでしょ。』
『ええ、見えるわよ。』
『お母さんは特別なのかなぁ?』
『そうかも知れないわね。』
天使ちゃんが私のふとんで寝ているので、私はお母さんのふとんで一緒に寝ました。
朝になって私が起きると天使ちゃんが羽根を広げて飛んでいました。
『わぁ、天使ちゃん元気になったのね。』
『ええ、もう大丈夫よ。ほら、こんなに飛べるわ。』
『良かったわね。』
『ええ、ありがとう。』
『今日から、また一緒に学校へ行けるわね。』
『ええ、行けるわ。』
『そして、一緒にお外へ遊びに行けるわよね。』
『ええ、行けるわ。』
そして、私はまた天使ちゃんとずっと一緒にいます。
だけど、私が大人になっても、お母さんのように天使ちゃんが見えるのかなぁ?
それとも、お医者さんのように天使ちゃんが見えなくなってしまうのかなぁ?
おしまい