goo blog サービス終了のお知らせ 

霧のおじいさん(2)

2015-08-18 21:24:40 | 童話
そして、僕が学校へ歩いて行っている時に右側のクツが脱げた。

あれっ、足の裏に何も当たらない。

今度は左側のクツが脱げたが、やっぱり足の裏に何も当たらないで、ふわふわとして、夢と同じようになった。

学校に着いて、僕は友達にふわふわとしていた話をすると、友達も同じようにふわふわとしていたと言った。

学校から帰る時間には霧は出なかったので、ふわふわとはしなかった。

そして、何日間か霧は出なかったので、ふわふわする感じは忘れかけていた。

ある日の朝に霧が出た。
僕が学校へ歩いて行っている時に、また右側のクツが脱げた。
あれっ、足の裏に何も当たらない。

今度は左側のクツが脱げたが、やっぱり足の裏に何も当たらないで、ふわふわとしている。