北の森から眺めてみれば

北海道に移り住んで十数年。ここから眺めた身近な世界、遠い世界の出来事をつづる日々雑感。

北海道の恥

2006-10-17 | 政治・経済
中川昭一と言えば故中川一郎の息子である。
親父の中川一郎は、政界では「北海のヒグマ」と言われ、一時中川派を立ち上げたことがある。国会議事堂の脇にある植え込みに「立ちション」して、フォーカスされたこともある品性下劣な権力亡者であった。
田中真紀子の親父、田中角栄の怒りを買い「するめ」にされそうになって自ら命を絶った。北海道の方言ではこういう者を「はんかくさい」と言う。

そのDNAと地盤・看板・カバンをしっかり受け継いだ二世議員が中川昭一である。親父の秘書だった鈴木宗男が「あんなバカ息子に引き継がせるくらいならオレが出た方がずっとまし」と考えたのも当然で、事実風当たりも強いが地元への利権誘導については宗男の方が断然力がある。

「あの親父にしてこの子あり」は間違いないが、いくら人材不足に陥っている自民党でも、よくもまあこんな軽薄なオッチョコチョイが政調会長なんかやっているもんだと思う。

国内初のBSE感染牛が見つかったときも、安全性について何ら科学的な論証もできていないうちからパフォーマンスで焼き肉を食べ「うまいよ、安全だよ」などとのたもうた。

NHKの番組への圧力が問題になったときも、一度は「行った」と言いながら問題が表面化すると「行っていない」と前言を翻した。軽薄にもポンポン失言を重ね、つつかれるとすぐに開き直る癖がある。
北朝鮮のキムジョンナムやキムジョンチョルと対して変わらないバカ殿である。

その中川昭一が、またまた妄言を重ねた。15日、テレビ朝日の討論番組に出演し、北朝鮮の核実験問題をめぐる日本の核保有論について「(日本に)核があることで、攻められないようにするために、その選択肢として核(兵器の保有)ということも議論としてある。議論は大いにしないと(いけない)」と述べた。その上で「もちろん(政府の)非核三原則はあるが、憲法でも核保有は禁止していない」と訳の分からないことをのたもうた。

やっぱりこのバカには付ける薬はないらしい。

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