北の森から眺めてみれば

北海道に移り住んで十数年。ここから眺めた身近な世界、遠い世界の出来事をつづる日々雑感。

高校ラグビー決勝

2007-01-07 | スポーツあれこれ
楽しみにしていた正月スポーツの一つ高校ラグビーで、東海大仰星が東福岡を一蹴して優勝を決めました。好試合でどちらが勝ってもおかしくない実力伯仲の対決でしたが、試合は終始仰星ペースでした。それぞれの攻防にも見応えがありました。
私はこの試合を見ていて一つだけ疑問に思ったところがあります。それは、レフェリーイングの問題です。ずっと前から私はラグビーが大好きで、ウォッチャーとしては結構いろんな試合を見てきましたし、関連する本もいろいろ読んできたつもりです。
その私がずっと試合を観ていて、時々「あれっ」と思うのは、「オフサイド」の定義についてです。知っている人は知っていると思いますが、「オフサイド」はラグビーというスポーツの根幹をなすと言ってもいい特殊なルールです。サッカーにも「オフサイド」はありますが、ラグビーのはより厳格で、そのためにラグビーボールは決して前にパスできないという制約があるのです。
今回の試合で再び疑問が出たのは、この「オフサイド」のことです。
東福岡のスクラムから出たボールをハーフがバックスにパスするとき、そのボールがバックスに渡る瞬間にことごとく仰星のタックルを受けてしまうのです。アナウンサーは「仰星の出足が良い」と言っていましたが、私の観る限り仰星のチャージは、明らかに「オフサイド」の位置からタックルに行っているように見えるのです。
「ボールの動き出すオフサイドラインより相手側にいるプレーヤーは、一たんオフサイドラインに戻ってからボールに働きかけなければならない」というルールがあったはずなのですが、最近のラグビーでは変わったのでしょうか。