北の森から眺めてみれば

北海道に移り住んで十数年。ここから眺めた身近な世界、遠い世界の出来事をつづる日々雑感。

食料品を廉売で調達

2008-01-09 | 生活・文化
 年が明けて早々からガソリンの値上げ、それと連動した諸物価の値上げが進行しており、厳しい見方が広がっている.確かに生活はどんどん厳しくなっており、我が家の家計にも現れている.今までも暮らし向きが全然楽ではない我が家では、食料品は一般のスーパーよりも「生協」主体で調達して来た.しかし、その生協の利用も出来なくなりつつある.一般のスーパーで300円の白菜が生協では280円、しかもモノがいいので迷わず生協で買っていた.しかしその生協の白菜が300円になると、もっと安いところを探すか、食べるのを我慢せざるを得なくなる.
 函館の場合、ちょっと遠出になるが「廉売」と言うのがある.函館らしく新鮮な魚介類がウリなのであるが、露店も出ていて新鮮な野菜類も多い.ここだと生協よりもさらに安い食料品が調達出来る.有難い事である.今日は仕事のついでに妻に頼まれて廉売で250円の新鮮でずっしり重い白菜を買った.先日は半分で180円だったからちょっと得した気分である.
 白菜に限らずすべての物価がじりじりと上がって行く中で、やはり少しでも安くて良いものを手に入れる為の努力は惜しむわけに行かない.何を買うにも我が家は常に「安くて良いもの」を念頭に置いている.だから経営に携わっている方々には大変申し訳ないが、たとえ目と鼻の先にあってもコンビニは敬遠している.そこでしか買えないもの以外は絶対に買わない.高くつくから.

 廉売の良さはただ安くていいものがあるだけではない.例えば魚一匹では買っても捌くのが結構手間だしうまく行かない場合がある.そんなときは店主に頼む事が出来る.昔ながらの魚屋である店主はいとも簡単に魚をおろし、ワタは取り除いて帰ったらすぐに煮るなり焼くなり出来る様にしてくれる.新鮮で安くてモノが良くて…このところ廉売に顔を出すのが多くなって来た.廉売のない地域は仕方がないが、私はいろんな人に廉売で食料品を調達する事を薦めている.