北の森から眺めてみれば

北海道に移り住んで十数年。ここから眺めた身近な世界、遠い世界の出来事をつづる日々雑感。

スゴイの一言、駒苫

2005-08-19 | スポーツあれこれ
 きっと誰もが思ったに違いない。8回の裏同点に追い付かれた時、
「ああ、やっぱり力の差か、でもここまで良くやった」と。
北海道の人間なら「連覇」なんて口には出しても心から信じていない。
それがまさか延長で勝ち越し、逃げ切るとは…。
本当に北海道の高校野球は強くなったと再認識。

しかし、ここで裏話をひとつ披露しよう。
函館地区の雄、甲子園にも何度も行っている函大有斗がある。
そこに高3の娘の同級生が行っていて、予選の先発メンバーのひとりだった。
彼は小学校のリトルリーグ、中学のシニアリーグと優秀な選手として
甲子園の夢を抱き、有斗に入った。そして2年からレギュラーになった。

3年の今年、春の大会での事。地区予選を順当に勝ち進み、道大会に行った。
そして駒大苫小牧と当たった。彼は投手だったが、打ち込まれ、
相手から1点も取れずに大差で負けて帰ってきた。
「駒苫はさすがに強かった」と実感を持って語っていた。しかし、
甲子園の予選が始まって驚いた。春に対戦したのは2軍だったことに気がついた。