北の森から眺めてみれば

北海道に移り住んで十数年。ここから眺めた身近な世界、遠い世界の出来事をつづる日々雑感。

楽天前監督、さわやかな田尾氏

2005-11-30 | スポーツあれこれ
 三年契約の初代楽天監督を「成績不振」の理由で一年で解雇された田尾安志氏の各紙インタビューがとても清々しい。こんな処遇を受けても「自分の野球人生の中でも最高の経験が出来た一年」と振り返る。監督業には「また機会があれば是非やりたい」「いつか優勝争いの醍醐味を味わってみたい」と前向きだ。

 オーナーの三木谷氏に対しては「おこがましいかも知れないが発展途上の人と感じる。TBSの問題でも今逆風を味わっているが、どう乗り越えるかでまた変わると思う。」と温かく見守っている。何だか人間としての器からみると完全に逆転していますね、オーナーと監督の立場が。

 私は三木谷氏にしてもホリエモンにしても村上氏にしても同じ匂いを感じ取っている。単にIT企業の社長というのではなく、人間として考え方の根本にあるものが共通しているように見える。ズバリ言うと「ユダヤビジネスに洗脳されたマネー崇拝者」と言うべきものである。私はこの様な人種を嫌悪する。実を言うと私の周辺にもこういう考え方の人間がそこかしこに見受けられるのである。