【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岸田派職員起訴へ、急転直下報道、宮崎信行・横田一取材妨害事件から3年、正義は勝つ

2024年01月18日 05時08分51秒 | 自民党
 3年前、2021年9月29日の自民党大会後の祝賀会で宮崎信行、横田一に対する取材妨害をしたことで、筆者が私怨を持つ「岸田派職員」があすにも起訴される見通しとなりました。

 自民党派閥パーティー券の還流分の不記載の東京地検特捜部の捜査は安倍派、二階派に集中していると報じられ、岸田派は「5大派閥」で最も額が少ないので、捜査対象にならないとの観測は、大手マスコミも含めて語られてきました。

 しかし、報道で読む限り、急転直下、岸田派の前会計責任者があすにも起訴されると、きょうの朝日新聞1面が伝えました。

 パー券がナンバリングされ、国会議員1人ごとに別々の口座を設けていた安倍派に対して、呆れたことに、岸田派はおよそ2000万円といった額のパー券をどの議員が売ったか分からない状態だったようです。このため捜査が難航したか、あるいは、岸田文雄会長の派閥として起訴直前まで捜査・立件を伏せていたことになります。

 岸田首相兼自民党政治刷新本部長の進退に影響がでかねません。

●岸田派による宮崎信行・横田一取材妨害事件とは
 2021年9月29日の、菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選が開かれた西武ホールディングス「高輪プリンスホテル」で、まず高輪署警備部女性警察官が、宮崎信行、横田一、田中龍作3記者について、通路を通せないと指導。この場にいた本庁警護課幹部らは通していいとの認識を示したが、所轄の高輪署女性警察官の持ち場のため所轄に任せるかっこうに。元日経新聞記者として、プリンスホテルは現場の人は判断できない会社だとして党大会入口に。その後、3候補のうち当日朝までに最有力となった岸田文雄候補の写真だけを、宮崎、横田両記者が所有していないため2人はあせる。ここで横田記者が「石破茂さんはぶら下がりに応じてくれた(ので岸田さんにも応じてほしい)」と語ると、若手SPがいきなり無言で暴力をふるい、先輩SP2人が違法性を認識してあわてだす展開に。そこで、宮崎、田中両記者は時事通信の岸田番記者から、祝勝会の会場を聞き出し、宮崎は先回り。この際、SPに尾行される。祝勝会の会場で、岸田派担当者に丁寧にあいさつし、名刺を渡したところ、面識のない担当者が「宮崎さん来た」などと第三者に「宮崎」の固有名詞を複数回連発したことからスタッフが「そこにいますよ」などと緊迫した雰囲気になる。その後、横田記者ら2名も到着したところ、「横ピングループ排除」などと、年少とはいえ宮崎も「横ピングループ」に仕分けられ、警視庁警護課のベテランである本庁職員と協議。スタッフにはやりすぎの空気も広がる。その後、幟を立てたスタッフが囲み、実際には会場奥手から岸田会長を出すかわいらしい構図を策定。この際、TBSニュースのホラン千秋キャスターも巻き込まれて取材妨害を受ける。中堅SPの空気も不穏になり、ホランさんに対して「直撃取材にSPも協力する」という異例の申し入れをする事態に。またTBS正社員とみられる女性も「SPさんが協力するといっていて、信じられないのですが、一応スタジオにいけるギリギリまでここにいます」と社に報告するなどする。また、高輪署警備係女性警察官は私に対して「フットワーク軽いですね」と語りかけ、横田記者に機材を置く場所を変えるよう、警察官職務執行法に基づく緊急避難をする。そして、祝勝会場に向かう岸田さんのワンショットがピンぼけになったことから、宮崎は私怨を募らせる。その後、東京都情報公開条例にもとづく警職法にもとづく緊急避難の東京都公安委員会への報告書の情報開示をする姿勢を示して、後日、同所で再会した女性警察官を脅したり、茨城県内で岸田会長・国光綾乃会員の公職選挙法違反事案(不起訴)を取材したり、当該担当黒マスク職員に議員会館で「高輪プリンスではお世話になりました。岸田先生総理になってうれしいです。広島には帰られましたか」と平然と名刺交換するなど、いまでも岸田派への私怨を晴らすことを日々の活力にしている。


[写真]八角・日本相撲協会理事長とツーショットをとるほど品行方正な宮崎信行。

 以下は、宏池会取材妨害事件のようす。
















 
以上です。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿