【補選へ】柿沢未途、木村弥生両元自民党議員起訴「元区議に生活費１００万円の運動員事後買収」議員辞職し、４月２８日（日）補選

［写真］柿沢未途容疑者、８年前の２０１６年、永田町で、宮崎信行撮影。

　東大法学部卒業生ではおそらく半世紀ぶりに東京地検特捜部に逮捕され、拘置所で年を越して２０日間拘置されていた自民党衆議院議員・柿沢未途容疑者が、起訴されました。在宅の前江東区長の木村弥生・元自民党衆議院議員も起訴されました。落選した区議会議員が選対事務局長的な役回りをし、当選後に「生活費だ」と現金１００万円を渡した公職選挙法の運動員事後買収の違反などを認めたようです。

　柿沢さんは辞職する見通し。

　東京１５区の補欠選挙は、令和６年２０２４年４月１６日（火）告示、２８日（日）投票。

　補選は、島根１区での開催が決定。ともに「現職国会議員の子として東大法学部に合格して卒業」という非常に珍しい議員の欠員によります。また、現行・長崎３区も補選になる見通し。参議院岐阜選挙区も入るかもしれません。

　東京１５区は山手線が走っておらず、隣接する東京２区の「中央区銀座・新川」がアベノミクス・量的金融緩和・円安で地価高騰。前の前の江東区長が「来年こそアベノミクスが川を越えて江東区に来てほしい」とスピーチ。人間は嫉妬する動物ですからアベノミクスへの怨嗟が最も大きい選挙区とみられます。

　柿沢家は東京２区の日本橋の出身ですが、柿沢弘治さんが東京全都区の新自由クラブ参議院議員から、衆転。この際「江東区大島」を「オオジマ」でなく「オオシマ」と間違って発音。都営住宅が多い土地柄を理解していない「他称でなく自称の下町のケネディ」との揶揄されました。羽田孜内閣で外相。しかし、新進党には参加せず。二世なのに東大法学部卒の柿沢未途さんが都議から地道に積み上げてきましたが、無理がたたったようです。

　補選は、島根１区での開催が決定。ここも「世襲なのに東大法学部卒」という非常に珍しい議員の欠員（死亡）によります。また、現行・長崎３区も補選になる見通し。

　このため、岸田文雄首相が国賓訪米・予算成立後に、２０１７年以来の「補選吸収解散」に打って出るシナリオが予想されます。

　以上です。