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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

第49回衆院選が公示も、お昼のニュース9分間「北朝鮮ミサイル」の異例のスタート

2021年10月19日 13時28分50秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党

 第49回衆院選が公示されました。12日間の選挙戦。再来週日曜日が投開票。

 異例のスタートとなりました。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのではないか、との防衛省の情報が10時38分頃から報道。これとは別に、津軽海峡を中露の艦船が通過しました。11時半からのテレビニュースでは衆院選公示で党首第一声が2番目になるという、私の記憶にはない事態となりました。NHK国際部デスクは、ワシントンでの米韓の関係もあるのではないかと指摘。首相はおそらく福島で取材に応じ、衆院選の公示と北朝鮮のミサイル発射のタイミングについては、検証するという趣旨のことを語りました。岸信夫さんも防衛省に入りました。

 アフガニスタンで、タリバンが3か月ないし3日間で首都を奪還して政権を握ったことで、バイデンアメリカを中心としたポストコロナの国際秩序が不安定となっています。

 このため岸田首相は福島1区での第一声の後、仙台駅前での演説をして、秋田県の八郎潟町・秋田市の演説は中止して帰京。松野博一官房長官も選挙区・千葉にいました。

 2014年の第47回衆院選も同じような出来事があり、安倍首相・菅官房長官・世耕官房副長官がともに東京にいなかったと、最大野党の岡田克也代表が記者会見で、林広報委員長(世耕さんの妻)の前で、与党を批判したことがありました。

  第一声を岸田文雄首相(自民党総裁)は福島1区であげましたが、舞台となった温泉郷の観光案内板の前で行いました。いろいろと余裕がないようにも思えます。枝野幸男・立憲民主党代表は、島根1区・宍道湖で上げました。こちらは、「ブルー」で第1次産業についての演説も説得力があったようですが、やはり「分配」。

 2015年の安保法制の夏では、岸田文雄さんが答弁を担当したのに対して、枝野さんは最大野党幹事長として「調べてみたら、60年安保も参議院に回ってから盛り上がったらしい」と記者会見で述べ、秘密保護法国会から盛り上がった、左翼でも右翼でもない、学生も年金受給夫婦も資産家も文部科学事務次官も参加した、「2015年安保法制の夏」へとつながりました。関西シールズは全労連から車を借りましたが、関東シールズには連合が車を貸しました。そして、シールズは2016年参院選で68歳の小川さんを当選させ、解散。経営者になり今回の選挙に加わっている人もいると仄聞します。2015年の平和の夏から、2021年の分配の秋へ。稀代の演説家である枝野さんの顔は総理の顔になってきました。橋本龍太郎よりも総理に顔をしています。

 以上です。

 

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