
参院予算委で20日午後2時54分、麻生首相(自民党総裁)が暴言を吐きました。これは国際問題になりかねない失言であり、委員会中に訂正すべきです。報道にのる前に何とか自浄作用をしなければなりません。
これは①ドイツ国家社会主義、②ロシアのスターリニズム、そして、③アメリカのニューディールを戦中の3つの並び立つ思想だ、という趣旨の発言をしました。このうち①を相対化した発言は欧米社会では許されない発言です。
すばやく自浄作用をしなければ、日本はますます孤立します。
関係ないかもありませんが、新しい駐日米大使は、大統領選の論功行賞の弁護士が内定し、上院にかかります。駐中国大使は先週、内定しています。
【追記 同日午後4時】
まったく別の話ですが、峰崎直樹・予算委筆頭理事は「2011年度を目標としてきたプライマリーバランス(国予算の収支トントン)の達成は、7年とか8年とか10年遅れる」として、与謝野経財相の答弁を引き出しました。プライマリーバランスは10年程度遅れるとの認識が議事録に残ります。午後3時55分頃です。民主党らの連立政権の世直しが茨(イバラ)の道であることを覚悟しなければならない答弁ともいえます。