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ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

立憲国会対策委員会決まる 笠浩史委員長のもと、1期生39名の鬼軍曹は森山浩行・岡本あき子各氏ら

2024年11月05日 17時05分18秒 | 214臨時215特別216臨時石破熟議
[写真]笠浩史・立憲国対委員長、おととし2022年12月、衆議院第四控室で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党はきょうの常任幹事会で、笠浩史国会対策委員長に加えて、後藤祐一国対委員長代理を置くといった13名の国対メンバーを了承しました。来週の特別国会から、来夏の参院選に前後した内閣不信任決議案提出に向けて、「ハング・パーラメント(宙ぶらりん国会)」の最前線となります。

 代表選後の野田佳彦新代表のもと、笠国対委員長が選出され、後藤代理は内定となっていました。

 先輩にあたる山井和則さんが筆頭副委員長として、予算委員会筆頭理事を続投し、ヒアリング担当(企画職員がもともと山井事務所出身)も継続することになりました。

 副委員長には青柳陽一郎・議院運営委筆頭理事がつき、議運次席だった吉川元さん(自治労の支持があつい)は参議院との調整担当になりました。

 39名いる1期生の担当班長として4名の副委員長が指名され、「大臣の首をあげろ」との国対用語と選良としての新生活のはざまを埋める役割を担います。4期の森山浩行さん、4期で小沢グループと重徳グループを掛け持ちする野間健さん、3期で女性の岡本あき子さん、森田俊和がつきました。小沢グループは、前回初当選組でただ一人末次さんが落選し、元職の樋高さん、日吉さんも落選するなど求心力にかげりがみえます。

 森山副委員長は大阪府内で維新が19勝0敗とさらに伸長したため「大阪府の常識日本の非常識」のギャップの中の4期目となります。ハング・パーラメントにより、与野党の弁論部出身国会議員会を、額賀福志郎名誉会長構想を念頭に再び組織化する動きを水面下で始めています。

 議運委次席理事の道下大樹さんは、副委員長兼政策担当となりました。

 委員長補佐には「安住チルドレン」の印象もあった吉田はるみさん、渡辺創さん、おおつき紅葉さんの3人が小選挙区勝ち上がりの2期生となりました。

 NHK記者出身の安住淳さんが抜けましたが13名のうち、笠委員長がテレビ朝日政治部、森山副委員長が関西テレビ、渡辺さんが毎日新聞政治部、おおつきさんがフジテレビ政治部と記者出身者が多い傾向が続きました。国対でない2期生でも鈴木庸介さんがNHK、山岸一生さんが朝日新聞政治部と記者が多く、裏金と内閣人事局をめぐる自民党の息苦しさは、政治部記者たちは2015年過ぎ頃から感じていた証左になります。

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