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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

【法案】「災害対策基本法改正案」の2021年通常国会提出で防災相「梅雨の時期の運用めざす」

2020年10月14日 15時33分00秒 | 第204通常国会令和3年2021年
[写真]小此木防災相、宮崎信行撮影。

 「災害対策基本法改正案」が令和3年2021年1月から始まる通常国会に提出されることになりました。既に多くの報道が出ていますが、当ニュースサイトでは初めてお伝えします。閣議決定は2月下旬から3月上旬になりそうです。

 小此木八郎防災担当大臣は11日付の読売新聞インタビューで「2021年の梅雨の時期からの運用を目指して準備を進める」と語りました。会期中の成立に意欲をにじませました。

 改正の目玉は大きく2つ。避難済みの人が、ラジオなどで「避難勧告が解除されて避難指示になった」というような表現に早とちりし、帰宅してしまうことを防ぐため、表現を変えること。

 もう一つは、JRなど鉄道が台風にそなえて「計画運休」することは恒例となりましたが、逆に、浸水被害などが想定されるときに、予め、県外など広域的な水平避難をするための運行をするよう、政府が求めることができる改正が入りそうです。「できる」規定になると思われます。

 国会審議については、衆参の内閣委員会は、日本学術会議をめぐる問題で混乱することも予想され、日程がきつくなることもありそうです。国対の経験もある小此木さんが再登板となり、ある程度安定した答弁となりそうです。それにしても、神奈川2区の菅首相のもと、3区の小此木さんが2度目の国家公安委員長で、1区の松本純さんも元国家公安委員長という、テレビドラマ「私立探偵浜マイク」に出てくるようなイメージの「港・横浜」に先祖返りしている印象です。

 令和元年台風19号から1年が過ぎました。私のルーツ・長野県長野市の千曲川中流域と、生育地・荒川下流が被害を受けました。下に「1年前の記事」のバナーを張りました。お見舞いをいただいた方には感謝。人的被害は、福島県、宮城県、神奈川県の方が、長野県・東京都よりも多かったことをご理解いただきたいと思います。おととしの大阪、きょねんの千葉・房総半島の屋根などの被害も修復できていないこともあるようです。熊本には2度の地震ばかりか、台風ではないのに大水害が起きました。崖崩れからの行方不明者救出にも時間がかかっています。


令和元年台風19号で、長野市・上田市などの千曲川が氾濫・決壊、陸上自衛隊が浸水孤立者を救助作業、東日本複数で孤立世帯
 令和元年台風19号は、私にとってはまさか、そんなことがあるのか、驚天動地の結果をもたらしました。台風一過の朝のニュースは、長野市の千曲川氾濫・決壊地帯からの陸上自衛隊ヘリによる、......

 海外の新聞でも「気候変動による災害の増加」という既定の認識で、報道がされています。

 生命、身体、財産、名誉、自由があります。認知症の人の名誉だとか、持ち家の財産だとかよりも、生命・身体を安全に退避させるための強制力をどうきかせるか。法治国家の礎。すべての公職者が関心を持つべきです。
 
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インターネット版官報

Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki

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