【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

マイナンバー問題で、河野デジ相「3年後からカードを更新するが、カードリーダーを買い替えなければならないかも」と閉会中審査

2023年07月05日 23時28分47秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]デジタル庁が入るビル前に立つ筆者、きのう撮影。

【衆議院地域・こども・デジタル特別委員会 きょう令和5年2023年7月5日(水)】
 閉会から2週間たって初めて、閉会中審査が開かれました。参議院は3週間後の26日(水)
 マイナンバーをめぐっての集中審議。立憲民主党の長妻昭政調会長に対して、河野太郎デジタル相は「3年後からのマイナンバーカード更新の際、仕様によっては、新しい読み取り機が必要になるかもしれない」と答弁しました。

 医療法人または薬局経営者がマイナ保険証を嫌がっている人が多い。消費税非課税の医療費収入と、消費税課税の資財仕入れを国税庁がマイナンバーで可視化されるのが漠然と嫌だと思われます。また売り上げ増に全く結びつかないのにカードリーダーに設備投資するのが、経営者マインドとして嫌だと考えられますが、3年後に再度投資しないといけないかもしれません。

 およそ8年前に、従業員の厚生年金のためにマイナンバーを集めないといけなくなったときに、中小企業もシュレッダーを購入することが義務付けられましたが、これも売り上げ増とは関係ない設備投資だと嫌がる向きもありました。

 長妻さんは、「来年秋の紙の保険層の廃止は法律で義務付けられている」とし、第212回臨時国会で、その条文を削除する法案を出したいと意気込みました。

 以上です。


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