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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

野党5党国対委員長を異例の門前払い 安倍自民党官邸

2013年08月07日 19時31分13秒 | 第184臨時国会(2013年8月)黄金の3年間

 [写真]首相官邸を門前払いされた高木義明・民主党国対委員長ら野党5党国対委員長、民主党ニュースから。

 民主党ニュースによると、野党5党の国対委員長が安倍自民党首相官邸に門前払いされる異例の出来事が、第184臨時国会閉会日の2013年8月7日起こりました。

 これは先日、自民党の麻生太郎副総理・財務相・金融相がワイマール憲法から合法的に全権委任法を成立させた戦前ドイツの方法を学んだらどうか、という不適切な発言を講演でしたことから、安倍晋三首相に対して罷免するよう、申し入れた行為。これに先立ち、衆参予算委の集中審議や政府統一見解の提出などを求めましたが、拒まれていました。

 民主党ニュースによると、木義明国対委員長は「麻生副総理の発言は、国内のみならず国際的にも大きな問題であり、国際社会に対して誤ったメッセージを与えるもの。しかし昨日の与野党国対委員長会談では本人が発言を撤回しているから(野党側が要請する)予算委員会の集中審議の必要はないということだった。われわれは行政府に対し立法府、そして与党に対し野党がチェックをするのは当然の責務との思いで、今日は自民党を通じてアポイントをとった。しかしまったくののれんに腕押し。このうえはもう、自ら歩いて行政府の扉をたたく以外ないとの思いできた。残念ながら結果はこういうかたちになり誠に遺憾」と語りました。

 社民党の照屋寛徳国対委員長は「審議も拒否、野党党首名の声明の受け取りも拒むということではこれはもう民主主義ではない。怒髪天を衝く怒りを覚えている」と語りました。

 みんなの党の山内康一国対委員長は「立法府として何もチェック機能を果たしていないというかたちだけはとるべきではない。何らかのかたちで審議をするのは当然」と述べました。

 生活の党の小宮山泰子国対委員長は「)、「野党の国対委員長に対し官邸が会わないことはありえない。三権分立、国会軽視することであり、権力の横暴だと感じている」と話しました。


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