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児童ポルノ禁止・処罰法改正案が衆・法務委で可決「所持懲役1年」「盗撮懲役3年」今国会成立へ

2014年06月04日 13時20分55秒 | 第186通常国会(2014年1月)好循環実現国会

【2014年6月4日(水)衆議院法務委員会】

 昨年の通常国会に提出されていた「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案」(高市早苗さんら提出、183衆法22号)が冒頭、発議者の要求で撤回されました。すみやかに与野党協議会がまとめた、新しい「児童ポルノ禁止・処罰法改正案」(186衆法おそらく28号)が、江崎鉄磨委員長から起草されました。

 起草案は、公明党の遠山清彦理事が説明。


[画像]説明する遠山清彦・衆議院法務委員会理事(公明党)=衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 それによりますと、罰則として「ひそかに児童ポルノにかかる児童の姿態を写真、電磁的記録にかかる記録媒体その他のものに描写する行為、すなわち盗撮行為をした者は、「3年以下の懲役」にすることができます。

 公布の20日後に、施行されますが、「単純所持」については「自己の性的好奇心を満たす目的で、自己の意思に基づいて所持するに至った者」に限り、罰則は1年以下の懲役。施行から1年間猶予され、「所持している者は施行前に廃棄すれば」処罰されないようです。

 「身心に被害を受けた児童」について、その後のフォローをし、検証していくことも加わるようです。

 質疑では、自民党の土屋正忠さんが「20年来この問題にかかわっている」として、「きのう、9年前に旧今市市で起きた小学1年生女児のYYさんの殺人・死体遺棄事件の容疑者が逮捕された。容疑者はYYさんの画像を持っていたようだ」として、「きょう、この審議にあたるのは、YYさんから『しっかりやれよ』と言われている気がする」と語りました。

 論点としては、写真だけでなく、マンガ・アニメ・CGはどうなるという点。谷垣禎一法相は「実はこの法律の枠組みはもともと私がつくった」と語りました。マンガ・アニメ・CGについて、谷垣法相は「社会的法益ではなく、子どもの個人的法益を実現する法律だ」とし、自民党の福田峰之提出者も「今回は実在する人物を規制する」と答弁しました。谷垣法相は「実は日本のわいせつなマンガ・アニメ・CGについては、名前を出していいかわからないが、スウェーデンの女王陛下から苦言をいただいた」としながらも、「刑法175条のわいせつ図画の頒布の禁止で対応できる」としました。今後、マンガ・アニメ・CGは別の法律で対応していくことで、きょう質疑に立った野党議員や、答弁に立った議員らが意見を一致させました。

 3時間以上の質疑の後、法案は全会一致で可決しました。次の本会議で可決し、参議院に送付され、今国会中に成立するはこび。

 年下の女の子の裸を盗撮するような、クズのような男は、懲役3年というよりも、河原に集めて、我々男衆が「警視庁友の会」でもつくって、一斉に叱りつけながら蹴りを入れて制裁した方が効果的にも思えますが、世間や社会の姿というのは時代とともに変わります。法治国家です。とにかく、女の子を盗撮して所持して楽しむ(優越感を持つ?)というのは、犯罪として弱く、人のクズです。新聞記者にもそういう人多いんじゃないですか?徹底的に攻撃的に、社会の屑を消しましょう!

 関係ないですが、今週火曜日2014年6月3日午前7時38分過ぎ、私のゼミの後輩にあたる、NHKの寺門亜衣子アナウンサーが「NHKニュースおはよう日本」で、「私は(パンチよりも)キックが得意なんです」とキックボクシングをスタジオで喜色満面披露。たいへん頼もしく感じました。内輪での競争が極端に激しい特殊法人日本放送協会で生き抜いていけるでしょう。私も彼女を見習って攻撃的に生きていこうと思いを新たにしました。

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