
【参院予算委員会 2009-1-19 第2次補正予算の政府案と修正案への基本的質疑】
第171通常国会、参院予算委が早くもスタート。
ことしは第2次補正予算案がありますので、1月ですが、参院予算委員会で基本的質疑が開かれました。例年は衆院での総予算通過を待って3月まで手ぐすね引いて待っているのですが、「定額給付金」をめぐっていきなりクライマックス。
民主党、国民新党、社民党の世直し3党は補正から定額給付金2兆円を削除した修正案を参院に提出しました。
修正案発議者は福山哲郎さん、大塚耕平さん、尾立源幸(おだち・もとゆき)さん。逆転国会(ねじれ国会)の法案の嵐作戦では、参院政審会長・代理として、残業残業また残業で法案を練り上げてきたトリオです。社民党の福島みずほ党首、国民新党の自見庄三郎副代表も加わってくれています。
私が印象に残ったのは、峰崎直樹さんの質問中の午後2時半。
福山さんは「今の定額給付金については、生活支援であるのか、景気対策であるのか未だにあいまいだ」と答弁。
「世論調査を見れば、審議が進むほど、時間が経つほど、定額給付金への国民への評価は下がる一方だ。私は国民は極めて良識的なご判断をいただいていると思います。ふつうなら、お金をもらえるというのならもらっておこうという国民が多いと思うのですが、私は今の国民の世論調査での姿勢に頭が下がる思いでいっぱいです。麻生首相の言う矜持とは違った意味での国民の矜持を見る思いです」
と語りました。
参院議員では珍しい松下政経塾出身の福山さん。同塾出身の衆院議員はひとりで偉くなったような顔をしている人も多いのですが、福山さんのこの発言は国民と民主党が一体化していることを証明した答弁だと思います。
この後、4時34分頃、蓮舫さんも「国民の7割が定額給付金に反対しているのに、総理は必要だとしている。これは国民の理解力が足りない、という思っているのか」と質問し、政府・自民党が国民の声を代弁していないことを証明しました。
民主党国会議員の9割以上が福山さんや蓮舫さんと同じ考え方と活動手法を共有し、ずっと忘れなければ、この先民主党にどんな困難があっても必ず乗り越えられると考えます。
◇
さて。
前日(18日)の党大会で新党日本代表の田中康夫さんが
「勝利の前夜祭の美酒に浮かれているようだ」といましめました。
各議員のブログ。
新潟4区の菊田真紀子さんは「ことしの党大会は極めてシンプルでお金のかかった派手な演出もなく終わりました。総選挙の年ですから財政的にも厳しい年になるのでしょう。決して浮き足立つことなく引き締めていくことを確認しあいました」
奈良1区の馬淵澄夫さんは「党大会は、選挙の年の財政事情を考慮して節約モード。何も派手にやる必要はない。これで十分。(略)“勝利の前夜祭”との話もあったが決してそんなことはない、ピリピリした空気が充満していた」
と小選挙区勝ち上がりの両議員はしっかりしています。
比例復活組。小選挙区での初の勝ち上がりまで5ポイント前後の当落線上にいる1回生、広島5区の三谷光男さんは「新党日本の田中康夫代表が来賓あいさつの中で、ロビー周りの空気を見て、政権をすでに取ったかのような緩んだ気分がありはしないかとたしなめられました」「田中代表が言われたような気分があったのだとしたら私たちはもう一度政権交代の実現に向けて、気持ちを引き締め直さなければならないと思いました。確かに、状況が少し良いからといって実現できるほど政権を奪取することは、簡単なことではないと私も思うからです」と康夫さんの愛情ある指摘をしっかりと受け止めました。
その一方で、一新会(小沢グループ)のある議員は「舞台の上下には3人、舞台の下にもたくさんの警備にあたる警官がいました。そして会場周辺も厳重な警備が行われており、昨年までの大会に比べて強化されていると感じました。まさに政権交代が近づいている緊張感の漂う小沢代表のあいさつでした」(※原文とテニヲハを変えています)。
警官の数(権力)に関心を寄せたうえで小沢代表ヨイショというなんとも一新会の体質を表す表現。
「国民に頭が下がる」&「政権をとるのは簡単ではない」
こんな基本が分からない議員や関係者がいるのか?と思うのですが、どうやら少なからずいるようです。
まだまだですね。
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