【倫選特委(政治倫理の確立および公職選挙法改正に関する特別委員会) 2012年11月15日(木)】
あすの衆議院解散を前に、午前9時、加藤公一委員長が開議を宣言。参院二大政党から、一川保夫・民主党幹事長、藤原正司・民主党新緑風会副会長、自民党の世耕弘成・参院政策審議会長が答弁席にかけつけ、「参院定数を是正する4増4減法案(公職選挙法改正法案)」(180参法36号)の趣旨説明が行われました。
質疑を希望したのは、日本共産党、社民党、日本維新の会の3党。答弁は、先の通常国会(180回国会)では自民党は溝手顕正・参院幹事長がつとめましたが、今回は世耕さんにかわりました。
日本維新の会の石関貴史さんは「将来的に道州制をめざしているので、参院の選挙区は都道府県単位から道州にあわせたブロック単位にするという考えもある」と述べました。
討論は日本共産党のみで反対。
【追記 2012年11月15日 午後7時】
午前10時の初エントリーのときに、前国会で参院で可決しているので、衆院本会議で可決すれば成立すると書きましたが、今国会ではあくまでも衆院先議なので参院での可決が必要でした。勘違いによる間違いです。失礼しました。文章は最新の情報を入れて直しました。
【追記終わり】
採決の結果、賛成多数で可決。この後の衆院本会議で可決し、午後6時半からの参院政治倫理の確立および世隠居制度に関する特別委員会(轟木利治委員長)で審議入りしました。もともと参院先議で、180回国会で参院で可決。衆院送付後、閉会中審査処理をし、今国会に持ち越していたため、あす午後の参本で可決・成立します。公布日に施行されます。このため2013年夏の第23回参院選は、福島県が改選1人区、岐阜県も改選1人区に減。神奈川県は改選4人区、大阪府も改選4人区に増。この改選2増2減を2回やるので、4増4減ということになります。人口による自動的な計算とはいえ、福島県が原因になることについては審議のなかでも懸念が出ました。
なお、具体的には福島県は民主党の金子恵美・復興政務官と自民党の森まさこさんが1議席をめざして激突することになります。岐阜県では前回2位当選の平田健二・議長の去就も注目されます。
この日の審議でも4増4減だけではなく、選挙制度そのものを抜本改革すべきだとの意見は、衆院議員である質問者、参院議員である答弁者双方から出ましたが、持ち越しとなりました。各党協議会から外して、国会議員以外による第3者機関の設置が不可避な世論となりつつあります。
あす解散まで48時間を切り、環境整備が急ピッチで進んでいます。
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