【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

足立信也さん、東京五輪による土木工事の掘り起こしで放射線量増加の可能性に言及 政府に対処求める

2014年04月08日 18時21分22秒 | 第186通常国会(2014年1月)好循環実現国会

[画像]質問する足立信也さん、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 医師で元厚生労働政務官の足立信也さんが2014年4月8日(火)の参議院厚生労働委員会で、東京オリンピック・パラリンピックの関連施設建設で、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故で大気上に放出され、東京に堆積した放射性物質が掘り起こされている可能性に言及しました。

 足立さんは、国立競技場の周辺整備のための明治神宮外苑について、「工事をしたら放射線量が増えた。地中5センチメートルのところに堆積された放射性物質があるかもしれない。危険だとと言っているのではなく、可能性があるということを言っている」としました。

 足立さんは「今後、東京オリンピック・パラリンピックの建設で、臨海部の台場、有明に東京都庁の放射線量測定器はあるのか」と政府にただしました。これに対して、政府は「ない」と答えました。

 足立さんは「今の測定器は、ガンマ線は拾えるが、ベータ線は拾えない」とし、「これから外国人の人が工事現場に入ってくる」として、原発事故の記憶が足りなかったり、日本人らしいていねいな仕事をしなかったりして、「後々大変なことになるかもしれない」として、土壌の掘り起こしの際に、放射性物質があることを前提にした、土木工事と放射線量モニタリング地点の台場、有明での新設を求めました。

 手元の資料によると、明治神宮外苑付近には、2011年3月14日夜から15日にかけて高度2000メートルに放射性物質が飛来した可能性があり、21日にも太平洋側から入り、雨になって落ちた可能性があります。



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