(7日午後5時投稿で、6日付にバックデートしました)
自民党の茂木政調会長は、平成28年2016年10月6日(木)午後4時の、政調審議会後の自民党本部内の記者会見で、
「IRカジノ施設法案(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案)(189衆法20号)」
について、「与党内協議も含めてプロセスをぜひ前に進めたいと思っています」と語り、今国会での成立をめざして、公明党と協議する考えを明確にしました。
茂木さんは
3月のとりまとめ「明日の日本を支える観光ビジョン」の目標値をひもとき、
「IRの実現、これは訪日外国人観光客がいま2000万人に達する、そして2020年には4000万人という高い目標を掲げ、それに向けて、今回の補正も含め、様々な対応を国も取っているところです。このIRは、観光の振興ひいては日本の経済成長に資するものだと考えています。いま議論されているのは、基本法であり、この後に実施法が成立しなければIRは実現できないわけです。いま申し上げたIRの効果や、いくつかの懸念について対応をしっかり進めるということを前提に、与党内協議も含めてプロセスをぜひ前に進めたいと思っています」
と語りました。
IRカジノ施設法案は、前の任期中に、自民党・維新・生活の党などの議員が発議者となり、衆議院内閣委員会で細田博之さん(自)が趣旨説明。衆議院解散で廃案になり、今の任期で出し直されています。発議者は、自民党と維新の党で、公明党と民進党が加わらない、「議員連盟方式」の議員立法では異例の分断があります。
衆・内閣委では、宇宙の法案が継続審査となっていますが、今国会中での議員立法の審議時間は確保できると思われます。与党内協議の動向次第となりそうです。
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