鳩山由紀夫さんの代表質問(29日)、自民党国有地問題を抜き出してお伝えしましたが、それ以外の部分です。現下の深刻な経済状態について、「生活の危機は麻生内閣による人災、政治災害だ」との認識を示しました。
<民主党政権における政治と行政の仕組み>
①官僚主導の政権から国民主導の政権への脱皮
②政治主導で国の総予算(二百数十兆円)を国民の優先度に従い全面的に見直し
③与党と政府が一体となって政権運営に責任を持ち、政府と与党の使い分けをしないこと
④.ひも付き補助金を地方一括交付金にし、国から地方へ権限と財源を大幅に移譲し地域主権(地方分権)を実現する
⑤国民一人一人が主権者として政治に参加できるようにする
⑥友愛に基づく自立と共生の社会をつくる
これはいいですね。
この6項目を軸に、予算審議では民主党の政策の紹介、続いて政府を利用して数字などを入れ込み、議論で揉みあげ、国民に宣伝する。
「友愛に基づく自立と共生の社会」もいいですね。「友愛」は鳩山一郎さんのキーワードですが、民社党と労働組合の「同盟」(総評と合併し、現在の連合に合流しました)のキーワードも「友愛」です。
そして「自立と共生」は羽田孜・小沢一郎の新生党のキーワードです。寄り合い所帯が志を一つにした民主党にふさわしい。
そして「他山の石以て玉を攻むべし」。
自民党への「身を切るための6カ条」
①天下り、わたり廃止。
②ひも付き補助金をなくし、族議員絶滅。
③議員定数削減。
④百害あって一利ない派閥の解消。
⑤自民党支部は7000もあり、管理が行き届いていない。
⑥自民党本部は国有地なので国民に返せ。
この中で、党支部など政治資金団体の管理の徹底と場合によっては、整理・統合も与党になる前にやっておいた方がいいかもしれません。
自民党政府を利用して、国会の場で、マニフェストの最終点検をしましょう。「定額給付金2兆円があれば・・・」「内閣人事局の設置ではなく公務員制度改革は・・・」「消費税増税を付則に書き込むのなら・・・」というような話をすると、自民党の土俵に乗ることになりますからいけません。
飛行機が誘導路から滑走路に進むことをTaxingと言います。Taxing中に飛行機の羽根を見ていると、上下にパタパタとすることがあります。あれは機長が最終確認をしているのでしょう。
シートベルトをしめ、政権交代準備完了。もうすぐ滑走路です。
以上です。
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