【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

来週金曜日告示の仙台市議選、維新最大5人のみで風が止まって見えるか、立憲代表「3倍近くの14人全員当選させたい」

2023年07月14日 20時08分49秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
[写真]きょねんの参院選で第一声を仙台市内にさだめ、練り歩く泉健太代表、6月22日、宮崎信行撮影。

 来週金曜日に告示される、東北6県最大の「杜の都」政令指定都市・仙台市の市議選(5行政区・総定数55)で、日本維新の会の擁立が5選挙区に新人1人ずつにとどまることから、全員当選しても5議席で、4月以降の維新の「東日本への風」が止まったように見えるとの予想があります。

 報道によると、2023年7月30日投票の仙台市議選は定員55人に対して77人前後が立候補。維新は5選挙区に1人ずつ新人を擁立。自民が22、立憲が14、公明が9、共産7、政治団体「参政党」が4、れいわ1、無所属15人が説明会に出席しました。

 立憲民主党の泉健太代表はきょうの記者会見で「維新の3倍近くの候補者を立憲は擁立する。全く空白地だった維新に比べれば、伸び幅は少ないが、着実に地方議員の実際の数も増えてきていますので、全員当選を果たしたい」と意気込みを示しました。

 仙台市は大阪市の3・5倍の面積ですが、行政区は5のみ。

 宮城維新の会は比例復活の衆院議員と5人新人と岩沼市の新人の合計7人しか役員がいません。




[写真]きょねんの参院選で仙台市内を練り歩く泉健太代表、宮崎信行撮影。

[写真]記者会見する泉健太代表、きょう2023年7月14日、衆議院第二議員会館で、宮崎信行撮影。

 泉さんはきょう2023年7月14日の会見で「県連でそれぞれたたかうのが原則だ。立憲民主党、候補者の数としてはずいぶん集まりまして、それぞれ相当に活発に活動してもらっている。維新の3倍近くの候補者を擁立するという状況があるというのは我々としては、やっぱり勢いがある。候補者がほとんどいなかった維新の議席が増えるということが強調されがちですけれども、立憲は伸び幅は少ないかもしれないけれども、着実に(全国の地方)議員の数も増えてきていますし、全員当選を果たしていたい」と自信をのぞかせました。

 公明党の石井啓一幹事長はきょうの記者会見で、あさって街頭演説会に参加すると明かしました。公明新聞は維新の全員当選を見込んで「5選挙区が定数1減のつもりでのぞむべきだ」との論陣を張っています。

 泉さんは前回の参院選で宮城選挙区で第一声をあげましたが、この際は、「前県議」の肩書を持つ候補者が、一時所在不明になるハプニングがあり、自民現職にダブルスコアで敗北しました。

 しかし、国会議員の人数も多いことから、仙台市議選で維新の東に向かう風が失速したような印象につながる可能性もあります。

 以上です。


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