【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【8・15】は本当に終戦記念日か?政府「終戦日をめぐり様々な議論がある」「政府が断定するのは適当でない」と見解、斎藤健一郎議員の質問主意書に答弁

2024年04月14日 16時41分13秒 | その他
[写真]厚生労働省の日の丸、9年前、宮崎信行撮影。

 政府は斎藤健一郎参議院議員(みんなでつくる党)が提出した質問主意書(再質問)に対して、「お尋ねの「政府が定める終戦日」の意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難であるが、いずれにせよ、お尋ねの「終戦日」をめぐり様々な議論があるところ、政府として、具体的に断定することは適当でないと考える」との答弁書を閣議決定しました。

 質問主意書の番号は「内閣参質213第50号」で、2024年3月8日(金)の閣議で決定。先月、当ニュースサイトが報じた「8月15日は「終戦記念日として定めていない」と政府、参議院議員の質問主意書 3年前の枝野幸男さんの誠実な記者会見回答を全文掲載 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」に盛り込まれた答弁に納得せず、再質問を出していました。

 政府は、昭和57年に「8月15日を、戦没者を追悼し平和を祈念する日 とする」閣議決定をしています。それから、42年経って、終戦日に様々な議論があって政府が断定することは適当ではないとの閣議決定をしたことになります。過去の見解は分かりません。
 閣議決定をした鈴木善幸首相(当時)は元厚生大臣で、子の鈴木俊一財務大臣も厚生政務次官の経験があります。

 8月15日が終戦日だと思い込んでいた人が多いと思います。私は、真珠湾攻撃をした日本人が、原爆投下で一方的に被害者づらしているのが長年、理解できません。島国育ちで法的・宗教的・予算的根拠がない「ノルム」(規範)を刷り込まれて同調している人も、私も含めていますから、自分と立場を逆転して物事を考える習慣をこどもが身に着けてほしいと考えます。

 以上です。



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