【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

2016年平成28年春の統一補欠選挙告示 平和安全法制成立後はじめての国政選挙

2016年04月12日 20時36分36秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[画像]京都3区補欠選挙で、泉健太(泉ケンタ)候補を応援する、民進党の岡田克也代表、2016年4月12日、民進党ウェブサイト内動画からスクリーンショット。

衆院2補選が告示 北海道5区・京都3区


 平成28年2016年春の統一補欠選挙が4月12日(火)告示されました。24日(日)投開票。

 公職選挙法は「衆議院議員の補欠選挙は9月16日から3月15日までに、これを行うべき事由が生じた場合は当該期間の直後の4月の第4日曜日に行う」と、その33の2条の第2項に定めています。

 衆議院北海道5区(札幌市厚別区、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、石狩振興局管内)では、町村信孝議員(自民党公認)が逝去。

 衆議院京都3区(京都市伏見区、向日市、長岡京市、乙訓郡)では、宮崎謙介議員(自民党公認)が「一身上の都合」で辞職しましたが、これに先立つ記者会見では「不倫のため」だと説明しました。

 さて、この選挙はとても大事です。国政選挙が毎年のように行われる日本では、昨年平成27年2015年は一度も国政選挙がありませんでした。おととし、平成26年2014年12月14日の第47回衆議院議員総選挙以来の国政選挙となります。

 すなわち、地球の裏側に自衛官を送り込み弾薬を補給し武器を輸送して得る抑止力を日本の安全保障のために必要だとする詭弁、総理のペテンを具現化した「平和安全法制」が昨年9月19日に成立してから(関連エントリー●2015年日米防衛協力ガイドライン国内実施の安保法成立、民主党「憲法違反部分廃止法案」提出のかまえ)はじめての国政選挙となるのです。いまだに理解が足りないようです。3月29日の施行にかかわるテレビニュースでは、対立する意見の双方の声が紹介されました。「大事な人を守るために必要だ」という意見が紹介されました。個別的自衛権ならばそうですが、奥さんがシリア人・イラク人でもいない限り大事な人を守るために集団的自衛権などまったく必要ありません。

 北海道では、無所属新人の池田真紀(池田まき)候補が、幼少時のDV被害について、「母は救急車に運ばれたまま帰って来ず、祖母は警察に連絡しても相手をしてくれなかった」と振り返り、「多くの国民の声が届かず、一部の人がの一部の常識だけで決める政治になっている」とし、「暴力や武力では平和はつくれない」と語りました。(民進党ウェブサイト参照)。池田候補は、民進党、日本共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちが推薦しています。同選挙区は、自民党新人で公明党と日本のこころを大切にする党の与野党3党が推す、和田義明候補も立っており、一騎打ちになります。

 京都では、民主党前職で社民党推薦の泉健太(泉ケンタ)候補を岡田克也・民進党代表(ネクスト首相)が応援。「いよいよ選挙戦が始まりました。しっかり訴えて泉ケンタ、何が何でも当選させましょう」と語り、投票率のアップを訴えました(民進党ウェブサイト参照)。 日本のこころを大切にする党新人で新党改革が推薦する小野由紀子さん、無所属で新人の田淵正文さん、幸福実現党新人の大八木光子さん、おおさか維新の会新人の森夏枝さん、無所属新人の郡昭浩さんも立候補しています。

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