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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

【国会傍聴記】判事、検事、自衛官の給与法成立

2007年11月30日 23時54分34秒 | 第168臨時会(2007年9月~1月)法案の嵐作戦

【国会傍聴記 2007-11-30 参院本会議】

 午前10時過ぎ、江田五月議長が木槌(ハンマー)を叩き鳴らして、開会。ちなみに、衆院では木槌は使わなくなっているので、国会内では参院本会議だけの習わしとなっています。

 公務員の給与関係の3つの閣法(内閣提出法案)が成立しました。

 「改正裁判官報酬法」と「改正検察官俸給法」と「改正防衛省給与法」。

 なんで、「報酬」、「俸給」、「給与」と用語がバラバラなのかなあ。
 統一して分かりやすくして欲しい。デモクラシーの基本ですよ。

 「裁判官」と「検察官」は遠山清彦法務委員長の報告の後、
 投票総数237 賛成237 反対0 「全会一致」で可決、成立。

 ひな壇(閣僚席)から鳩山法相がペコリ。

 「防衛省」は北澤俊美委員長の報告の後、
 総評総数236 賛成236 反対0 「全会一致」で可決、成立。

 ひな壇から石破防衛相がペコリ。

 大臣が同席する必要ってあるんでしょうか。
 厚労相の舛添要一さんはひとりの参院議員として出席していました。

○参院改革協議会を設置

 そんなことを考えていたら、西岡武夫議運委員長が指名されました。

 西岡さんは「参院の組織と運営に関する協議会を設置したい」と発言。
 「江田議長の下に、きょう付で参院改革協議会を設けたい」と提案し、同意を得ました。

 ということで、10時12分頃、散会。

 きょうは衆院の会議もなかったので、さっそく地元に帰った議員も多いでしょう。

 国会周辺はいつもにましてあわただしいです。

 国会議員はもう少しゆっくりモノを考える時間をとった方がいい。以前のエントリにも書いた「最近は参院の審議が面白い」との私の感想も参院の方が比較的そういう時間をとれることを無縁ではありません。

 あわただしさのもうひとうの理由。
 衆院議員や議員秘書がサラリーマン化しています。
 会社を経営している政治家が減っているので、生活のためのマネー(money)に不安を感じる議員、秘書が多い。だから、解散がこわい。

 国会周辺に「モノを言いにくい」雰囲気が充満しているのはそのせいでしょう。国会がそうなっちゃおしまいです。

 まだ“ボス政治”だったころの方が雰囲気は明るかった。“ボス政治”に戻ってはいけませんが、もっとどんどん起業して、どんどん国会に出て欲しい。

 今は“生みの苦しみ”。
 日本の将来に絶望するのは、次の第45回総選挙を待ってからでいい。
 私はそう考えています。 

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