【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

小沢一郎氏「9億円」活用か、2012年7月11日結党「国民の生活が第一」解党ビジネスで調達

2020年08月18日 11時27分24秒 | 小沢一郎氏による解党ビジネス
[写真]小沢一郎さんの「国民の生活が第一」結党大会、永田町の憲政記念館で、今から8年前の2012年7月11日、筆者・宮崎信行撮影。

 小沢一郎さんの解党ビジネスによる「9億円」が活用されそうです。

 今から8年前の、2012年7月11日に結党した「国民の生活が第一」。筆者が強く批判したことは語り草。そして、当ニュースサイトは2012年9月20日付記事で「国民生活会議」の新設を報じました。

 「国民の生活が第一」は「日本未来の党」「生活の党」「自由党」など改名を繰り返し解党。その際、存続する「国民生活会議」に「9億円」が寄付された、と2019年9月29日付の記事で報じました。

 この「9億円」は1年半前。川島さん、平野さんへの人件費以外の大半は残っていると考えられます。

 小沢一郎さんが来月2020年9月上旬に結党する「衆参150人規模の新党・野党第一党」(名称未定)に向けた工作資金に充てることになりそうです。9億円の資金力がある衆議院議員は他にありません。当たり前ですが、岡田克也衆議院議員にも9億円はありません。あるように思ったら、それは何かの先入観や偏見です。

 こういうことを書くと、かえって、小沢さんに興味がある人が増えそうですが。

 2012年7月、小沢さんは70名ほどの衆議院議員からANAインターコンチネンタルホテルのスイートルームのキングサイドベッド脇で、現金200万円と引き換えに離党届を集めました。小沢さんは輿石東・民主党幹事長に離党届の束をたたきながら「分党」を要求。輿石幹事長ははねのけ、小沢さんは「離党」に追い込まれ、「国民の生活が第一」を結党しました。

 亡くなった三宅雪子さんも「国民の生活が第一」結党に参加しました。

 小沢さんの思惑に翻弄され、「消費税増税反対」という些細な話で政界の波におぼれていった人は不憫でならないような気がしなくもありません。

 こういうこと書くと、来月上旬にかけて、小沢さんに興味を持つ人が逆に増えそうですが。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki

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