
[写真]枝野幸男立憲代表、国会内で、2019年4月26日、宮崎信行撮影。
自信がみなぎっていました。
立憲民主党の枝野幸男代表は、きのう、2019年4月26日(金)平成最後の定例記者会見を国会内で開きました。
冒頭、「統一地方選挙が終わりました。草の根の民主主義をかかげる立憲民主党にとっては最前線で有権者のみなさんの暮らしの声に寄り添う自治体議員の仲間を増やし、草の根の声を受け止める地方組織を確立するうえで重要なたたかいだった」とし、火曜日の当ブログ既報の通り、「545名が当選した」と発表しました。
「結党から1年半という短い期間で、大きな前進だった。当選をされたみなさんとは、パートナーズの皆さんらとより一層コミュニケーションを深めて、ボトムアップの政治をさらに前進させるため、当選した議員のみなさんと党本部の連携を深めていきたい」と語りました。
一部指摘が出ているとおり、手ごたえについて「地域によって状況は違う」と付け加えました。枝野さんは「立憲民主党はぶれることなく党の理念と政策を求める」とし、「フェーズが変わった」とし、衆院選に向けて「野党5党派の勢力を最大化する」としました。
枝野さんはかつて見たことのない、自信でした。
参院選の略称を「りっけん」とすることをしました。すでに政党名の浸透に自信があるようです。
私自身、この4月に見た風景。地方選ですから議席の数字でよく見えないし、全国を俯瞰して見ることができていませんが、政治の根っこの「率直に言って、かつて見たことのない政治のシーン、ボトムアップの春という今まで無いものを見たなにかが変わった気」について聞きました。
「この1年半、パートナーズ制度をはじめとして、従来の政党の在り方ではない、従来の政党や政治に距離をおいていたみなさんに参加しやすい状況をつくっていく、ということを最大の目標にしてきた」「その成果は地域によって、そうとうの濃淡がある。そうした試みが一定程度前進している地域では、大きな効果、成果をあげているのではないか」「成功事例を積み重ねていくことで仲間の中で共有している。この成功体験は立憲民主党そのものだけでなく、応援しているパートナーズのみなさんの中にも今回の経験を生かして、さらに私たちに注文をつけていただいたり、一緒にやっていただいたり、ということが大きく前進することを期待をしております」と話しました。
また「都市部だけ風が吹いたという一部分析は違うように思う」という私の問いに対して、枝野さんは「正直申し上げると、実は、最後の2日か、3日くらい、ちょっとまちの空気が違うな、という意味では一種の風に近いものを感じなかったといえばうそになる」と述べました。「今回の成果をあげた地域も風に乗ったというよりも、従来の意味とは違った意味での自力走行ができる。そういったことをパートナーズのみなさんはじめ、つくっていただいた」。
稀代の雄弁家の枝野さん。自信がなくてこういうことを言うと思いますか?
「永田町一有名なカメラマン」堀田喬さんは質問の中で次のように語りました。「統一地方選をずっと見てまして、公認された人はみんな、立憲民主党の誰々だということで非常にプライドを持って一直線でたたかったことが良かったと思う。選挙は一直線の人が強い。某党は党名を隠していた。それは恥ずかしい行為だと思います」とし、立憲を「飛躍した」と評価しました。
[写真]質問する堀田喬カメラマンと(左)と宮崎信行(右)平成31年4月26日、国会内。
報道されていないけれど、私は平成最後の2019年4月、「歴史的なにか」を本当に感じました。
自分の話をします。平成の30年間のほとんどを自民党にたてつく政治道楽にふけって、それでいて身代を維持して令和を迎えることができます。すべては初めから同じ政治集団に属していた唯一絶対尊敬する岡田克也さんと党籍・派閥が1日たりとも変わらない歩み。今日の私のすべてです。現在は「無所属フォーラム」の岡田さんですが、一つ言えば、私は岡田先生より20歳若い。私は、参院選よりも前に、私の身も心も、立憲というものに、投じた方がいいと判断しています。岡田先生のご承諾があれば、参院選よりも前に立憲に飛び込むことも考えています。私が明確に保守であることを、むしろ多様性の象徴として歓迎してくれる立憲の仲間のここちよさ。今、国民民主党で悩んでいる人がこれを読んでいたら、個別に立憲に移ることをすすめたい。政治生命にかかわることです。本気です。
◇
岡田克也さんは、先週、2019年4月19日の定例記者懇談会で、「今までの民主党時代と違ってトップが求心力を持ってまとめているところが今までと違う。そのリーダーシップをいかして党内をまとめていってほしい」と枝野幸男代表を全面支持することを明言しました。私の「聞くまでも無いが、念のため確認だ」とする質問に答えたものです。
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