goo blog サービス終了のお知らせ 

宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

フィンテックとビットコインの銀行法改正案が審議入り、あす質疑、会期内成立の公算

2016年04月26日 16時58分42秒 | 第190回通常国会(2016年前半)

 麻生太郎金融担当大臣は、平成28年2016年4月26日(火)の衆議院財務委員会で、午後4時半過ぎ、「銀行法と資金決済法の改正案」(190閣法43号)を趣旨説明しました。きょうの審議はここまでとし、あす27日(水)の午前9時から、法案の質疑に入ることになりました。

 法案は、フィンテックとビットコインに対応。フィンテックのために、銀行がIT会社を買収して100%子会社にすることが法律で許されます。イノベーションを1銀行が囲い込むことも可能になります。

 そして、ビットコインなど仮想通貨がはじめて法律で定義づけられます。これにともない、ビットコインの監督官庁は金融庁になる見通し。

 麻生財務相は趣旨説明の中で「G8サミットの要請をふまえ、仮想通貨について、マネーロンダリング対策と利用者保護を盛り込む」と法案の意義を強調しました。

 この法案の審議入りへの関心は高く、当ブログにも、法案の審議入りに関する情報を求めるアクセスが増えていました。

 財金委員会は内閣提出法案はほかになく、衆参とも審議し、6月1日までの会期内に可決、成立する見通し。ただし、参議院財政金融委員会では、野党民進党が、「法人税の多額納税企業や租税特別措置適用企業の企業名公表」「国の財務諸表の充実」「社外取締役の拡充」の議員立法を出しており、この審議を与党・自民党がおろそかにすると、法案が参で間に合わないかもしれません。

 このエントリー記事の本文は以上です。 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岸田外相が参拉致特別委で所... | トップ | やはり岡田さんは官邸が似合... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。