
[写真]山中伸弥京大教授(山中研ホームページから)
「ノーベル賞」どころじゃないですよ。「ノーベル医学・生理学賞」と「ノーベル平和賞」の同時受章でも足りないくらい!
京大の山中伸弥教授が皮膚から万能細胞をつくることに成功!
これが実用化できれば、21世紀の人類の医学は様変わりしますよ。経済的にも「ハイテク・ニッポン」復活の希望にもなります。
朝刊は読み流してしまったのですが、ニュースの反応を見て、各紙を読み直したらこれホント超弩級の発明(発見)です!
山中教授はヒトの皮膚から万能細胞(「iPS細胞」と呼ぶそうです)をつくったとか。
万能細胞のうち、先行した「ヒトES細胞」では韓国のファン・ウソク教授が“研究成果”を偽造していたという残念な事件がありました。が、いずれにしろ「ヒトES細胞」は女性の卵子とくに受精卵を使うので、経済的にも倫理的にも再生医療への応用は難しい。
山中さんは皮膚から作った!
この研究を進めれば、近い将来、再生医療やテーラーメイド医療が、気軽に安く簡単に安全にできるようになるでしょう。
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政府は山中先生に今後の研究費として1000億円分の手形を切ったらどうですか。1兆円でも元とれるよ、きっと。
私は理化学研究所ゲノム科学総合研究センターについて、横浜市と神戸市が誘致合戦(横浜が勝利)したときに日経にいろいろ記事を書いたときから、ゲノム科学に興味を持っています。
ヒトゲノムを国際共同チームとセレーラ・ジェノミクス社が(同時に)解読に成功したと、クリントン米大統領が記者会見で発表したときに興奮を覚えました。クリントン曰く
「過去50年間は物理学の時代だったが、これからの50年間は生物学の時代だ」
日本の反応が静かでこれにはちょっと・・・(以下言葉狩り・自己規制)。
そして再生医療を、世界中のだれでも手軽に受けられるようになってほしい。
およそ、人間の世界に「平等」なんてものはないんですが、「1人に1つの生命」というのだけは平等なんですから。
人の皮膚から「万能細胞」 京大など日米2チーム成功(共同通信) - goo ニュース
人の皮膚細胞に遺伝子操作を加え、万能性を持つ胚性幹細胞(ES細胞)のように、さまざまな細胞に成長できる人工幹細胞をつくることに、京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授らと米ウィスコンシン大のチームがそれぞれ成功し、21日付で発表した。ES細胞と違い、作製に人の受精卵や卵子が不要なため、倫理問題を回避できるのが最大の利点。再生医学研究を加速させる画期的成果だ。
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