民主党の2013年12月31日(火)現在の、政党交付金の年越し基金である「政党基金」が87億円だったことが分かりました。
総務省自治行政局選挙部政治資金課が、2014年9月26日(金)午後5時、インターネットで公開した政党交付金使途等報告書で分かりました。なお、政治資金収支報告書は領収書の添付が必要なことから11月28日(金)過ぎに発表される見通しで、全体像は、それが発表されてからになります。
民間企業でいう内部留保は、「政党基金」と党費・寄付金を繰り越した「繰越金」で、後者は11月末まで分かりません。民主党本部は不動産を持っておらず、財産はこの2つになります。自民党本部は建物を持っています。
各党の政党基金は、
民主党が87億円、
自民党が7億円、
公明党が0・9億円、
日本維新の会が4億円、
みんなの党が8億円、
社民党が800万円、
新党改革が2500万円、
新党日本が3000万円、
新党大地がゼロ、
太陽の党がゼロ、
生活の党がゼロとなりました。
支出先を国に把握することを恐れて政党交付金を受け取っていない日本共産党は、当然ゼロです。
第46回衆議院議院総選挙の買掛金と第23回参議院議員通常選挙と第187回特定秘密保護国会を反映した2013年12月31日現在の政党交付金使途など報告書です。
民主党は、テレビ・ラジオCMの第46回衆院選の買掛金を合計20億円程度、電通と博報堂に払っていました。
これまでどんぶり勘定が目立った大会交通費などは、なるべく実費に近い金額が支出されています。
海江田万里代表の下、会計責任者(兼)民主党財務委員長は、一貫して、小川敏夫参議院議員がつとめています。
ただし、民主の風の事件を起こして羽田孜内閣と政権交代ある二大政党政治を裏切った権力欲の強い枝野幸男なる者が幹事長に就任したことで先行き不透明感が出てきました。
みんなの党の8億円の政党基金ですが、政治資金収支報告書で渡辺喜美さんからの借入金があるはずなので、同党の全体像は11月まで分かりません。
いずれにせよ、日本維新の党が10億円未満、生活の党がゼロであることは間違いなく、衆議院295選挙区のうち空白の150選挙区では、野党再編ではなく、勝てる候補者、将来のある候補者を民主党が他党から一本釣りすることが確実になりました。
裏切り者に情けは無用。
私も国会傍聴ノートを整理して、空白区に限って、民主党推薦が可能な現職がいるかどうか、第187秋の臨時国会でも呻吟して、「宮のリスト」を作成します。他の民主党員も積極的に、選挙区ごとの候補者の選定にかかわって、政権交代ある二大政党政治をつくりましょう。