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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

◎民主党、公明党と全面対決へ 大阪16区を「政権交代の象徴選挙区」に位置づけたもよう

2008年10月27日 08時27分50秒 | 森山浩行 大阪16区
 民主党が第45回総選挙で公明党と全面的に対決することを決め、「政権交代の象徴選挙区」として、大阪16区(堺市の中心部)を位置づけたことがほぼ確実となりました。

 これは、公明党をつけば、自公政権が崩れると分析した結果だと考えられます。かつて、ユダヤ人の経済学者(思想家)が、「下部構造が上部構造を決定する」と語りました。下部構造(社会、経済)の動きが上部構造(政治)を決めるのは、現代社会でも同じで、例えば、資源獲得(下部構造)がらみで宣戦布告(上部構造)がなされます。

 この理論を応用して、自公政権を分析すると、

 自公政権の権力構造

  上部構造・・・麻生太郎首相(自民党総裁)ら自民党議員
        ↑
  下部構造・・・公明党・創価学会の選挙協力

 と考えて間違いないでしょう。

 ですから、公明党・創価学会という下部構造をつけば、自公政権は国民の信任(過半数)を失い、第45回衆院選での政権交代につながる、と民主党首脳は判断しようです。

 これに加えて、全国の情勢分析から、民主党の過半数の可能性が出てきたことから、衆院選後の公明党との連立政権の余地を残す必要はないと判断。さらに新進党時代からの公明党・創価学会と友好関係を保つ一部のベテラン・中堅議員に対して、後援会・総支部の力だけで小選挙区を勝ち上がるよう引き締めるねらいもあるでしょう。

 大阪16区は公明党幹事長の北側一雄(北がわ一雄)さんに民主党新人の森山浩行(もりやま・ひろゆき)さんが挑む民公の一騎打ちの構図です(日本共産党も候補者を擁立しています)。

 民主党代表代行の菅直人さんが26日、堺入りし、握手攻めにあいました。

菅直人、北側公明党幹事長の地元に登場
 マイクを握った菅さんは「自民党と公明党が役人に頭が上がらないのは、官僚に陳情でお世話になっているからだ」として、定額減税など公明党主導のバラマキ政策を批判。内閣改造に伴う入れ替えで、北側さんの前の幹事長であり、北側さんの後の国交相という位置関係にある冬柴鉄三さんの名前を出し、「国交省の役人の需要調査によるインチキな道路予算を許した」と批判しました。


[朝日放送(ABC)ブニュースから]

菅直人、公明党の金城湯池で同党を徹底的に批判

 菅さんのほかにも、同日までの15日間に藤井裕久最高顧問、野田佳彦広報委員長も訪れました。この中のひとりは、「党本部から言われて来た」と党首脳の指示であることを認めています。5月の政治資金パーティーに鳩山由紀夫幹事長が来賓として参加したほか、小沢一郎代表も個別に激励しました。ことし1年間にトロイカは3人とも堺入りしたことになります。

 一方の公明党。13日に代表代行の浜四津敏子さん、18日には宝塚歌劇団出身の松あきらさんが街頭でマイクを握りました。浜四津さんは女性集会にも参加し、創価学会婦人部らに支持を呼びかけました。

 北側さんが苦戦を強いられている背景には「3つの板挟み」があると推測します。

 ① 連立政権内での板挟み。「庶民の味方」である公明党を代表する北側さんだけに、麻生自民党幹事長→首相とそりが合わないとされています。伊吹幹事長らとは関西出身者として気心が知れていたようです。

 ② 公明党と創価学会の板挟み。報道では、北側幹事長は「11月2日投票」との情報を創価学会に伝えてしまい、臨戦態勢になった学会幹部が「何のために連立与党に送り込んでいるんだ」として、怒ったと報じられています。

 ③ 大阪16区という足元での苦戦から関西創価学会が動揺し、「東京に行くな」「もっと駅頭に立て」といった意見を北側さんにぶつけているようです。北側さんは地元での駅立ちと東京での党務の両立を迫られ、支持者との間で軋轢(あつれき)が生じているようです。

  北側さんは公明党1期生の北側義一衆院議員の子息で、同党初の二世議員。創価大学卒業生で初めての司法試験合格者(弁護士)でもあり、初物づくしのエリートとして、党内の出世コースを歩んできました。目の隈が大きくなり、やつれていくように感じられる北側さんに同情します。

 これまであまりマスコミで取り上げられていませんでしたが、大阪16区は政権交代の行方を占う象徴選挙区になってきました。

公明党(創価学会)を怖がるな!菅直人の“男子の本懐”

【森山浩行】元関西テレビ記者のやたらと良い声のあいさつ【胸いっぱい】

 
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Tags 第45回総選挙 衆院選 衆院議員 総選挙 kokkai 民主党 DPJ 政権交代 Democratic Party of Japan, 投票の基準 Election, 民主党の政策 誰に入れたらいいか Japan Politics,投票 棄権 two-party-system 国会 Ozawa,Ichiro ,Tokyo,Japan 日本 小沢一郎 公約
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◎民主党、公明党と全面対決へ 大阪16区を「政権交代の象徴選挙区」に位置づけたもよう

2008年10月27日 08時27分50秒 | 森山浩行 大阪16区
 民主党が第45回総選挙で公明党と全面的に対決することを決め、「政権交代の象徴選挙区」として、大阪16区(堺市の中心部)を位置づけたことがほぼ確実となりました。

 これは、公明党をつけば、自公政権が崩れると分析した結果だと考えられます。かつて、ユダヤ人の経済学者(思想家)が、「下部構造が上部構造を決定する」と語りました。下部構造(社会、経済)の動きが上部構造(政治)を決めるのは、現代社会でも同じで、例えば、資源獲得(下部構造)がらみで宣戦布告(上部構造)がなされます。

 この理論を応用して、自公政権を分析すると、

 自公政権の権力構造

  上部構造・・・麻生太郎首相(自民党総裁)ら自民党議員
        ↑
  下部構造・・・公明党・創価学会の選挙協力

 と考えて間違いないでしょう。

 ですから、公明党・創価学会という下部構造をつけば、自公政権は国民の信任(過半数)を失い、第45回衆院選での政権交代につながる、と民主党首脳は判断しようです。

 これに加えて、全国の情勢分析から、民主党の過半数の可能性が出てきたことから、衆院選後の公明党との連立政権の余地を残す必要はないと判断。さらに新進党時代からの公明党・創価学会と友好関係を保つ一部のベテラン・中堅議員に対して、後援会・総支部の力だけで小選挙区を勝ち上がるよう引き締めるねらいもあるでしょう。

 大阪16区は公明党幹事長の北側一雄(北がわ一雄)さんに民主党新人の森山浩行(もりやま・ひろゆき)さんが挑む民公の一騎打ちの構図です(日本共産党も候補者を擁立しています)。

 民主党代表代行の菅直人さんが26日、堺入りし、握手攻めにあいました。

 
 マイクを握った菅さんは「自民党と公明党が役人に頭が上がらないのは、官僚に陳情でお世話になっているからだ」として、定額減税など公明党主導のバラマキ政策を批判。内閣改造に伴う入れ替えで、北側さんの前の幹事長であり、北側さんの後の国交相という位置関係にある冬柴鉄三さんの名前を出し、「国交省の役人の需要調査によるインチキな道路予算を許した」と批判しました。



[朝日放送(ABC)ニュースから]




 菅さんのほかにも、同日までの15日間に藤井裕久最高顧問、野田佳彦広報委員長も訪れました。この中のひとりは、「党本部から言われて来た」と党首脳の指示であることを認めています。5月の政治資金パーティーに鳩山由紀夫幹事長が来賓として参加したほか、小沢一郎代表も個別に激励しました。ことし1年間にトロイカは3人とも堺入りしたことになります。

 一方の公明党。13日に代表代行の浜四津敏子さん、18日には宝塚歌劇団出身の松あきらさんが街頭でマイクを握りました。浜四津さんは女性集会にも参加し、創価学会婦人部らに支持を呼びかけました。

 北側さんが苦戦を強いられている背景には「3つの板挟み」があると推測します。

 ① 連立政権内での板挟み。「庶民の味方」である公明党を代表する北側さんだけに、麻生自民党幹事長→首相とそりが合わないとされています。伊吹幹事長らとは関西出身者として気心が知れていたようです。

 ② 公明党と創価学会の板挟み。報道では、北側幹事長は「11月2日投票」との情報を創価学会に伝えてしまい、臨戦態勢になった学会幹部が「何のために連立与党に送り込んでいるんだ」として、怒ったと報じられています。

 ③ 大阪16区という足元での苦戦から関西創価学会が動揺し、「東京に行くな」「もっと駅頭に立て」といった意見を北側さんにぶつけているようです。北側さんは地元での駅立ちと東京での党務の両立を迫られ、支持者との間で軋轢(あつれき)が生じているようです。

  北側さんは公明党1期生の北側義一衆院議員の子息で、同党初の二世議員。創価大学卒業生で初めての司法試験合格者(弁護士)でもあり、初物づくしのエリートとして、党内の出世コースを歩んできました。目の隈が大きくなり、やつれていくように感じられる北側さんに同情します。

 これまであまりマスコミで取り上げられていませんでしたが、大阪16区は政権交代の行方を占う象徴選挙区になってきました。

【追記 2009-8-31】

 下のリンクをクリックすると、「森山浩行」関連エントリーが一覧できます。

 http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/s/%BF%B9%BB%B3%B9%C0%B9%D4

【追記おわり】

 



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【森山浩行】元関西テレビ記者のやたらと良い声のあいさつ【胸いっぱい】

2008年10月26日 23時58分48秒 | 森山浩行 大阪16区
元関西テレビ記者のやたらと良い声のあいさつ

森山浩行さん演説(ハイライト版)  

森山浩行胸いっぱい演説(長尺版)
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“堺の鉄人28号” 森山浩行さん(大阪16区) 僕の“カリスマ”を紹介します(2) 

2008年09月09日 23時26分59秒 | 森山浩行 大阪16区
(このエントリーの初投稿は2008-09-09 23:13)

[写真は大阪府議会議員に当選した森山浩行さん=2003年]

 僕の“カリスマ”を紹介します(1)森山浩行さん(大阪16区)の続きです。

 前回エントリーから1ヶ月半が経ちました。堺はことしも暑かったようですが、僕の“カリスマ”は2008年夏(民主党の青春)の日常活動に元気に取り組んでいたようです。

[陽炎の中「1000回スポット演説キャンペーンに取り組む森山さんの2008年夏]

【20時間マラソン演説!】

 堺市(堺区・北区・東区)大阪16区の総支部長、森山浩行(もりやま・ひろゆき)さんと仲間たちの恒例行事は、始発から終電までマラソン演説。これは堺市内の駅頭で、午前5時5分ころの始発から翌日未明0時20分過ぎの終電までの20時間近く演説し続けるという街頭演説。どうだ!この根性。

 さすがに一人でしゃべり続けるのは大変なので、神奈川県議、三重県議、愛媛県議らが応援して3人がかわりばんこにしゃべります。


[朝から]


[晩まで]

 ある金曜日、このマラソン演説隊の前を4回通ったサラリーマンがいたそうです。

 ①自宅→会社への出勤途中
 ②会社→営業先に向かう途中
 ③営業先→会社に帰る途中
 ④会社→飲み屋に向かう途中

 さすがに4回目には、この方、「あんた応援するわ!」。

 「朝立つ人はよく見るが、4回も見たのは、あんたが初めてや。感動したわ。組合もいつも以上に熱出してやると思うで」。

 森山さんは前回市長選で、連合さんが支援する候補(現市長)と対決したのが気がかりだったようですが、連合さんは見るところはちゃんと見てますから大丈夫なのではないでしょうか。

【日曜日は地元の歴史探訪&ポスティングデー】

 この人の日常活動はほかにも面白いですね。

 例えば、大阪16区内には仁徳天皇陵などの名所がありますが、みんなで歩きながら、森山さんのビラを配って歩く「歴史探訪&ポスティグンデー」という行事。自分の住んでいる自治体の名所というのは意外に行ったことがないですから、みんなで楽しく歩いておしゃべりしながら、見て歩こうという考えですね。ついでにビラも配れちゃう(^o^)

  
[後援会の有志のみなさんと楽しみながら・・・]

【森山浩行進化論】


①笑いの都・大阪生まれの大阪育ち(大阪府堺市)
 ↓

②東京に出て、大学弁論部で鍛錬
 ↓
③関西テレビ放送社員(同社幹部には上沼恵美子さんの夫も)
 ↓
④堺市議会議員当選
 ↓
⑤大阪府議会議員当選

 ↓
⑥堺市長選挙落選(次点)
 ↓
⑦民主党大阪府第16総支部長として政権交代へ・・・

[写真は24時間マラソン演説]

 この写真。秘密道具をたずさえて、真冬の夜明け前に演説する森山さんです。「自分を指さす人差し指マーク」を自作しました。これは「暗くて分からないと困る」という演出です(あまり効果がないので、すぐにやめたそうですが・・・)。


[花とともに・・・心優しい力持ち]

 どうですか、このユーモア感覚(大阪っ子+東京6大学弁論部+関テレ)。ユーモア感覚に限定すれば、民主党はいまだに“ハマコー軍団(自民党)”にはかないません。今の民主党にない物を持っている人、それが森山さんです。政権交代に絶対に必要な人なんです。


[月州中学校の水泳部や三国丘高校柔道部で鍛えた強靱な体。腹の底から響き渡る良い声も20時間マラソン演説の体力もこの体を見れば納得]



 森山さんは“政権交代”という僕らの夢をかなえる“堺の鉄人28号”なのかもしれないと思ってきました。ぜひ、森山さんが挑戦する大阪16区の現職は誰か、ご確認いただきたいと存じます。

[画像=Amazon鉄人28号 白昼の残月 DVD

 というわけでまだ書ききれないので、「僕のカリスマを紹介します(3)」に続きます。


大阪府内の総支部長探訪シリーズ
午前7時の“三権の長” 中野寛成 【めざせ!241】
前衆院副議長、中野寛成さんとの一問一答【めざせ!241】

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僕の“カリスマ”を紹介します(1) 森山浩行さん(大阪16区)

2008年07月23日 06時26分11秒 | 森山浩行 大阪16区

(このエントリの初投稿は2008-07-23 06:26:11)

 さてさて。

 とても大事なエントリのアップを忘れておりましたm(_ _)m

 2月、最年少町長さん当選の翌朝から、私は近畿で“幸運のたすきリレー”をして参りました。

 一人はアップ済みの前衆院副議長の中野寛成・大阪8区(豊中市)総支部長です。

 そしてもう一人は、ジャジャーン!なんと、堺市(堺区・北区・東区)=大阪16区総支部長、森山浩行(もりやま・ひろゆき)さんです!!!

 え、ご存じない? 確かにそうでしょうね。こっちは新人です。

 堺市議、大阪府議をやりましたが、全国的な知名度などあるわけありません。第45回総選挙での初当選をめざして、日常活動に励む森山浩行さん。これはかなり良いタマです。

 民主党公認内定者の紹介ページはこちらをクリックするとご覧になれます。

 でも、この男の名前を覚えておいて損はありません。私が保証します。

 ああ、初当選前の人間をこんな風に言ったら、叩かれちゃうかな。心配だな。

 でも、こういう風に思える人間って一生に何人も会えるわけではない。私は首相をはじめとする多くの政治家を見てきました。その経験と照らし合わせると、これは確信です。ただ、この確信をブログに書くと、叩かれたり、上滑りしたりするんじゃないかといろいろ考えていたんです。でもやはりハッキリ書くべきですね。

 森山浩行(37歳)、

 この男、宰相の器(代表の器)
です。



[阪急百貨店前で演説する森山さん。地の底から響き渡るようなエラく良い声]



[こういう“いかにも”な構図の宣材写真に潜在能力を感じます]

 私には民主党内に数人、宰相の器にあると思う政治家がいます。

 各年代に総理候補がいます。1971年(昭和46年)4月8日生まれの森山浩行は団塊ジュニア世代での代表格。

 私が森山と出会ったのは、1992年4月。1993年6月18日の宮澤解散の1年2ヶ月前。当時は日本に自由主義政党は自民党しかありませんでしたから、私は自ずと、自民党学生部(全国学生交流会)に入りました。

 その初めの会合で、新年度の副会長として紹介されたのが、明大法学部2年生だった森山先輩。とにかく第一印象は腹の底から沸き上がる「エラくいい声」。「どうも森山です」という声と同時に床が響き渡ります。そのときの五感の記憶(The memory of sence)は今も強烈に残っているし、同級生も同じような印象をもったようです。

 森山さんは明大雄弁部の代表選手で、中央大、日大、國學院大などの弁論部が作る「全関東学生雄弁連盟」の委員長をしていました。

 同時にカンボジア、旧ユーゴスラビア(セルビア及びモンテネグロ)、ロシア、阪神大震災などでボランティア活動をしました。



 森山さんを訪ねたとき、ちょうど「コソボ」が独立した直後だったので「コソボに行ったことがありますか?」とたずねました。森山さんは「いやあ、ないね。クルマで通過しただけだよ」とのこと。もう一度確認すると、コソボに“行った”ことはあるんです。でも「クルマで通っただけだよ」と。森山さんの言葉では、「行った」扱いにはならない。この辺は私たちの世代の感覚です。「アメリカには何度か行ったことがあるけど~」と切り出すおじさんがいますが、「何度か」だったら回数くらい正確に言ってほしいものです。だれかと張り合っているんでしょうが。

 森山さんは「コソボを通過した経験がある」わけです。その経験があれば、情報を入れて、想像すれば、国会での議論もしやすくなり~~ああ、違った。まだまだ国会議員じゃないんです。こういうことを言った瞬間に通るものも通らなくなりますね。
 自重、自重(>_<)。

 森山さんは明大卒業と同時に、帰阪。関西テレビ放送(関テレ)に就職します。そして堺市議、大阪府議の合計10年以上、東京を不在(absence)にしています。この間、私も結婚式の二次会(東京会場)で会って以来で、本人に会ったのは、10年3ヶ月ぶりでした。

 あまり久しぶりという感じはしませんでした。この10年3ヶ月間に森山さんのことが友人・知人の間で何度も話題になっていたからです。例えば・・・

 ◇

 國學院卒のA君「森山さん、大阪の大学に行けば良かったって嘆いているんだってささ」
 私「市議選を闘っていてそう感じたんだろうけど、あの人はいずれ国会に出てくるだろうから、4年間外から大阪を見た経験は大きいと思うけどね」


 ◇

 私「森山さん、関西テレビ時代に和歌山カレー事件なんかで随分、全国ネットに出ていたそうですね」



 明大卒の相模原市議「そうらしいね。俺も見たことないんだけど、『出ていた』ってしょっちゅう聞くよ」


 ◇

 早大卒のB君「なんか、森山さん、地方議会の限界に悩んでるらしいよ」
 私「800万(860万人)自治体の大阪府議会でも限界を感じるんだねえ、ため息だね」

 ◇
 私 「いやあ、私の先輩で頼もしい男がいるんですよ。大阪府議会から堺市長選挙に出て、3万票差だったんですよ。もう政令市移行が確実になっている状態でしたからね。もし通っていたら、いまごろ34歳の政令市長ですよ」
 高級官僚 「すごいですね、で、当選した市長はどれだけとったんですか」
 私 「9万票弱です。投票率低すぎですよね」
 高級官僚 「(かなり驚きながら)・・・ですね」 

 ◇

 というように、森山浩行というのは、僕らにとって、やたら気になる存在なんです。で、今ご紹介した森山さんに関する“伝言ゲーム”。本人に確認したら、「全部正解」だそうです。

 私は子どもの頃から、政党の幹部が、自分の選挙区に一回も帰らないのに当選するのが不思議でなりませんでした。どうして、本人がいないのに当選するのだろう?

 でも、それはこういう風に気になる(予定)候補者に関して伝言ゲームがはじまる。そして、ある程度正確な伝言ゲームをしてくれる人間が集まる(予定)候補者が当選していくということなんでしょう。

 あ、いやいや森山さんがどうなるかはまだまだ分かりませんが・・・


「こないだ奥さんには会ったけど、あんたと会うのは初めてだよ!」


[右は「票の半分をとってくる」という奥さん

 
[三国丘高校同級生の山本さん(手前)、明大雄弁部後輩の釘島さん(奥)。この写真には写っていませんが佐々木さんらが森山さんを支えます。人生経験豊かなシニアボランティアの方々を含めて森山応援団は日々強力になっているようです]

 堺市役所は大阪16区にありますが、大阪17区(ベッドタウン)と大阪15区の一部も堺市です。

 彼は、堺市議、大阪府議(堺市選挙区)、堺市長選挙と、堺市全域を選挙区として3回の選挙をたたかいました。

 今回は小選挙区ですから、それより区域が小さい。
 「森山君、こんどは何の選挙?」とからかわれることもある第45回総選挙ですが、森山さんは生まれ育った地域から立つことを選択した。

 堺市長選では、大阪17区に位置する西区・南区などでトップ得票だったので、「もったいない」と言う支持者が多いようです。が、これは票を伸ばすためにベッドタウンに家を借りて引っ越していた成果だそうです。政治家として大成するためには、このくらいしなきゃダメです。今は地元に戻って、基本からきっちりと活動しているんです。


[“日本の夜明け”を訴える森山の演説は帰宅するみなさんにどのように響いたのだろうか]

 さて、この人は日常活動もアイディアマンなんですね。
 「始発から終電までマラソン演説」、「堺の名所までウォーキングしながらポスティング」など・・・

 というわけで、次回エントリ

“堺の鉄人28号” 森山浩行さん(大阪16区) 僕の“カリスマ”を紹介します(2) 

 で彼のアイディアマンぶりをご紹介致します。

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