恋、ときどき晴れ

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クリスマスの魔法~その6

2015-12-23 09:10:24 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

彡*<(* ̄▽)/▽▼▽†Merry X’mas†▽▼▽\(▽ ̄*)>*☆彡


クリスマスの魔法~その6

〈百花〉

みんなが帰った後、洗った食器を片付けながらマスターが言った。


譲二「百花ちゃん。片付けはこれぐらいにしてちょっと出かけない?」

百花「出かける?」

譲二「うん。クリスマスのお祝いをしようと言ってたのに、昨日何も出来なかったから」

譲二「駅前のイルミネーションを見にいかない? 」

百花「はい!」

譲二「じゃあ、着替えておいで、あったかくしてね」


急いで部屋に戻るとコートを着て、マスターへのプレゼントを持った。

出かける前に渡してしまおう。


☆彡*<(* ̄▽)/▽▼▽†Merry X’mas†▽▼▽\(▽ ̄*)>*☆彡


譲二「あ、百花ちゃん早かったね」


厨房の電気を消しながらマスターが言った。

マスターも既にコートを着ている。


譲二「じゃあ、行こうか」

百花「あの…マスター」

譲二「何?」


私は後ろに隠していたプレゼントを両手で差し出した。


百花「あの…これ…よかったら…クリスマスのプレゼントです」


マスターはちょっと驚いたように笑顔を見せた。


譲二「え? ほんとにもらってもいいの?」

百花「はい…。それでよかったら、今開けて下さい」


マスターは「それじゃ、遠慮無く」と言って、プレゼントの包を開けた。


譲二「あ! これ…暖かそうだね」


私が用意したのはマフラーだった。


百花「もし良かったら…外は寒いので…」

譲二「うん。さっそく巻かせてもらうよ」


マスターはマフラーをふわりと巻いた。


譲二「うん。とってもあったかいよ。ありがとう」


そう言いながらマスターはコートのポケットから小さな包を取り出した。


百花「それは…?」

譲二「イルミネーションを見ながら渡そうかなって思ってたんだけど…」

百花「私に?」

譲二「うん。気に入ってくれるといいんだけど…」


包装紙から出てきたのは…。


百花「バレッタ…。可愛い…」


天然石がお花のように縁取っている。


百花「ありがとうございます」

譲二「良かったら、百花ちゃんも付けてみて?」


鏡で見ながら、髪をひねって付けてみる。


百花「変じゃないですか?」

譲二「……。いや…。とっても似合ってるよ」

 

その7へつづく