恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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譲二さん、お誕生日おめでとう!

2017-05-01 06:27:17 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二
譲二さん、お誕生日おめでとう!

緑滴る、こんな素敵な季節に譲二さんは生まれたのね。

今年も大切な人のお祝いができて、嬉しい。

また、落ち着いたら、譲二さんとのラブラブなストーリーを書いていけたらいいな。

クロフネハロウィン~譲二の場合~その8

2016-10-31 06:25:48 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

 

手抜き(>_<)昨年の記事の再掲です。

 

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)

吉恋本家の番外編、『クロフネハロウィン』には譲二編がない。

だから、譲二編を自分で作ってみた。

高校時代で、付き合い始めて間がない頃。

この設定は他のルートと同じ。

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)


クロフネハロウィン~譲二の場合~その8

用意した料理もクッキーも無くなり、閉店時間より一時間も早く店を閉めた。

私たちは、譲二さんが用意してあったジュースとサンドイッチで簡単に乾杯した。


譲二「ありがとう。みんなのお陰で、お客さんにも喜んでもらえたし、今日のイベントは大成功だったよ!」

みんな笑顔で口々に今日の出来事を話し合った。


やがて、そのみんなも仮装のまま帰って行き、店は静けさを取り戻した。


(▼∀▼)(▲ω▲)(▼皿▼) (▲∀▲)(▼ω▼)


百花「マスター、テーブルの片付け、終わりました」

譲二「ご苦労さま。百花ちゃん、疲れちゃったでしょ?」

百花「いえ、なんだか楽しくて、あっという間でした」

譲二「ほんとにね。百花ちゃんやみんなのお陰だよ」


譲二さんは私の肩に手をかけると、そっと覗き込んだ。


譲二「白雪姫の衣裳にして正解だったな。よく似あってるし、とっても可愛い」

百花「もしかして、子供の頃のハロウィンの仮装を覚えてたんですか?」

譲二「うん。メイド姿がダメってなった時に、百花ちゃんに似あう仮装は何かな、と考えたら、自然に昔のお姫さまの姿が思い浮かんでね」

譲二「あの頃も可愛かったけど…今はもっと…とても綺麗だ。ただし、ハルが王子さまの仮装で無くてよかったよ…でなきゃ、妬いちゃうところだった」

百花「そう言えば譲二さん。子供の時、私はじーじに『王子さまになって』て言いましたよね?」

譲二「ああ、そうだったね」

百花「あの時、じーじは『お前がもっと大きくなって、ホンモノのお姫様になってたら、考えてやる』って言ってませんでしたっけ?」

譲二「アハハ、そんなこと言ってたかな?」

百花「白雪姫になるって分かってたら、譲二さんにも王子さまになって欲しかったです」


私は譲二さんのいつもの仕事着をそっと撫でた。


(この仕事着姿もとてもステキだけど…。王子さまの衣裳の譲二さんも見てみたかったな)


譲二さんの顔が少し赤らんでいる?


譲二「百花ちゃん…。百花ちゃんは俺にとってはいつもお姫さまだよ。昔も今も…」


百花「…はい」

譲二「だから、百花ちゃんが望むなら、俺は王子だろうと王さまだろうとナイトだろうと、なってみせる」


私たちは見つめ合った。


譲二「って…ちょっとくさいセリフ、言っちゃったかな…」


照れ笑いをして譲二さんは「ココアでも飲もうか?」と言った。

その時、私はあることを思いついた。


百花「譲二さん、ちょっと待っててください。取ってくるものがあるので」


私はジャック・オ・ランタンのところに駆け寄った。


(ジャックさん。しばらく借ります)


譲二「百花ちゃん、どうしたの?」


訝しげな譲二さんに、私は「少しかがんでください」と言った。


私はジャック・オ・ランタンから取ってきた王冠を譲二さんの頭にそっと乗せた。


譲二「百花ちゃん、これって?」

百花「はい。私は…お姫さまになりました。だから、譲二さんも約束通り私の王子さまになってください」


譲二さんにぎゅっと抱きしめられる。


譲二「百花ちゃん、なんでそんなに可愛いこと言ってくれるの…? これ以上俺を夢中にさせないで…」


そっと譲二さんの唇が降ってくる。

額から鼻筋にかけて、ふわりと繋がる軽いキス。

そして…耳元で熱い吐息とともに囁かれた。


譲二「百花ちゃんは俺だけのお姫さまだよ…」


そして…譲二さんは私の肩を抱いて促した。


譲二「こっちへおいで」


そばのソファーに座ると私を膝の上に乗せた。



譲二「俺の……お姫さま…」

百花「…ん、…っふ…」


私たちは何度も口づけを交わした。

ジャックの王冠はいつの間にか滑り落ちたが、私たちはそれに気づかないまま、キスを楽しんだ。



クロフネハロウィン~譲二の場合(▼∀▼)†おわり


クロフネハロウィン~譲二の場合~その7

2016-10-30 07:36:56 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

 

手抜き(>_<)昨年の記事の再掲です。

 

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)

吉恋本家の番外編、『クロフネハロウィン』には譲二編がない。

だから、譲二編を自分で作ってみた。

高校時代で、付き合い始めて間がない頃。

この設定は他のルートと同じ。

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)


クロフネハロウィン~譲二の場合~その7

急いで着替えを済ませると、みんなのところに降りて行った。


百花「お待たせ」

竜蔵「おお! 百花! 見違えたぜ」

百花「リュウ兄は狼男なんだ」

竜蔵「似合うだろ?」

百花「うん。耳と尻尾が可愛い」


私はリュウ兄の尻尾を触ってみた。

(モフモフして気持ちいい)


百花「剛史くんは忍者なんだね」

剛史「おう」


剛史くんは手裏剣を構えてみせる。


百花「そのポーズ、かっこいい!」

一護「ハロウィンに忍者なんて、なんか変だろ?」

理人「でも、タケ兄のイメージはなんか忍者だったんだよ」

一護「それにしても、お前、なんかいつもと感じが違うな。馬子にも衣装つーか」


あれ? 一護くん少し赤くなってる?


春樹「佐々木、よく似あってるね」

百花「ありがとう、ハルくん」

春樹「これって…白雪姫の衣裳なんだね」


そう、私の部屋に吊ってあったのはメイド服ではなくて、白雪姫のドレスだった。


理人「あれ? 百花ちゃん、とっても可愛いけど…。マスター! いったい、どういうことなの?!」

春樹「どういうことって? 佐々木の衣裳、りっちゃんが選んだんじゃないの?」

理人「僕が選ぶというより、マスターが『百花ちゃんはメイド服が似合いそうだ。絶対にメイド服』なんて言って、リクエストしてたんだよ!」

一護「なんだよ。マスター、オヤジそのままだな」

剛史「マスター、スケベ…」


譲二さんが厨房から出て来た。


譲二「百花ちゃん。とっても似合ってるね」

理人「マスター、どういうことなの?!」

譲二「うん…。りっちゃんには悪かったんだけどね…。ちょっと、百花ちゃんに試着をしてもらったら、思ってたより過激でね…」

一護「ちぇっ、それで、衣裳を変更したってわけか」

理人「マスター、酷い。僕も百花ちゃんのメイド姿見たかったのに…」

剛史「自分だけ見たのか…」

竜蔵「ジョージ、セコいぞ」

春樹「…まあ、白雪姫も可愛いからいいじゃん」

譲二「ちょっとあれは、他の男たちには見せられなかったんだ」

理人「マスター、ずるいよ!」

譲二「ずるくありません」


散々譲二さんはみんなに責められてたけど、私と目が合うと、そっとウインクして見せた。


(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)


開店と同時にハルくんのチラシをみたお客さんが次々と入って来た。


そこからはお互いにおしゃべりする暇もないくらい忙しかった。

仮装した私たちと一緒に、写真を撮りたいと頼むお客さんに応じながら、交代でハロウィンメニューの注文を受けたり配ったりした。


特に料理をつくる方は大変そうだった。

譲二さんは厨房に入り浸りで、注文を次々こなしていった。

ヴァンパイアの一護くんも外に出れば人気があるのに、厨房に入りっぱなしだった。


(私も厨房を手伝ったほうがいいかな?)


カウンター越しに厨房を伺っているとりっちゃんに声をかけられた。

理人「あ、百花ちゃんここにいたんだ! アリスと白雪姫と一緒に写真を撮りたいってお客さんがいるから探してたんだよ」


(▼∀▼)†その8へつづく



クロフネハロウィン~譲二の場合~その6

2016-10-29 06:30:42 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

 

手抜き(>_<)昨年の記事の再掲です。

 

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)

吉恋本家の番外編、『クロフネハロウィン』には譲二編がない。

だから、譲二編を自分で作ってみた。

高校時代で、付き合い始めて間がない頃。

この設定は他のルートと同じ。

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)


クロフネハロウィン~譲二の場合~その6

ハロウィン当日になった。

開店前に、剛史くんが作ってきた飾り付けを、壁に飾っていくのを私も手伝った。

高いところは主に剛史くんが貼っていくけど、下の方を抑えたり、低いところは剛史くんの指示通りに貼っていく。

壁から離れて眺めると、なかなかうまく飾れたと思う。


ジャック・オ・ランタンは、前日に譲二さんと一緒に顔を繰り抜いてあった。

かなり重たいそのかぼちゃを、剛史くんは軽々と持つと店で一番目立つ飾り窓に置いた。


百花「このろうそくに火を入れたら見栄え良くなりそうだね」

剛史「そうだ、…これを乗っけるのを忘れるとこだった…」


剛史くんが取り出したのはモールと画用紙、金の折り紙で作った王冠だった。


百花「すごい~! これ、剛史くんが作ったの?」

剛史「ああ。マスターに聴いたジャック・オ・ランタンの話を思い返してたら、ちょっとこいつが可哀想で、王冠くらいかぶせてやれって思ったんだ」

百花「そうだね。悪魔を騙したとはいえ、この世とあの世の間を永遠に彷徨い続けるというのは可哀想だものね」


譲二さんが私たちの飾りを見に来た。


譲二「ああ、なかなかジャック・オ・ランタンも立派になったじゃないか」

百花「マスター、お料理の方はもう出来たんですか?」

譲二「うん。リュウが色々と野菜を使ったメニューを考えてくれて、なかなかいい出来だよ」

竜蔵「作ったのは主にジョージだけどな」

一護「マスター、クッキーの置き場所はここらでいいのか?」

譲二「ありがとう、一護。うん、その台の上ならみんなに選んでもらえるからね」


一護くんはもうヴァンパイアの仮装をしている。


百花「一護くんはヴァンパイアなんだ」

一護「おう、お前も襲われないように気をつけろよ!」


一護くんは長い爪と牙を見せて近寄って来る。

私が笑いながら、逃げていると、ハルくんも魔法使いの仮装で、奥から出て来た。


百花「ハルくんは魔法使いなの? とっても似合ってるね」

春樹「ありがとう」

百花「子供の時のパーティーでは王子さまだったのにね」

春樹「ああ、そう言えばそうだったね」

理人「ハルくんを王子様にしたんじゃ、いつも通りのイメージのままだからね。ちょっとひねってみたんだ」


りっちゃんの声に振り向く。

あれ? この女の子は?

りっちゃん?


百花「りっちゃん…、それもしかして、アリスなの? 不思議の国の…」

理人「そうだよ~。色々と事情があってね。ね? いっちゃん」

一護「俺に女装をさせようなんて百万年早え~んだよ」

剛史「もしかして、一護に女装させようとしてたのか?」

理人「そうだよ。だけどいっちゃんに先にヴァンパイアの衣裳を取られちゃった」


みんな一斉に吹き出す。


理人「もう! みんな、好きに笑うといいよ…。それより、リュウ兄もタケ兄も早く着替えてきてよ。もうすぐ開店だよ!」

理人「それと、百花ちゃんも…あれ?百花ちゃんの衣裳は? マスター?」

譲二「ああ、百花ちゃんのはもう百花ちゃんの部屋に置いて来てあるから、自分の部屋で着替えてくるといいよ」


譲二さんはそう言いながらにっこり笑った。


百花「いつの間に?」

理人「百花ちゃん、楽しみにしてるからね?」


(ああ、あのメイド服着ないといけないのか~)

(可愛いけど、ちょっと胸とか開いているし、スカートも結構短いんだよね)


(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)


自分の部屋に入ってみると、正面に今日の仮装用らしい衣裳が吊ってあった。


(あれ? でもこれ、この間のメイド服じゃない…)

(だけど、これ以外にはないから、これを着ていけばいいんだよね?)


(▼∀▼)†その7へつづく


クロフネハロウィン~譲二の場合~その5

2016-10-28 06:10:39 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

 

手抜き(>_<)昨年の記事の再掲です。

 

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)

吉恋本家の番外編、『クロフネハロウィン』には譲二編がない。

だから、譲二編を自分で作ってみた。

高校時代で、付き合い始めて間がない頃。

この設定は他のルートと同じ。

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)


クロフネハロウィン~譲二の場合~その5

《子供時代の思い出》


今日はハロウィンの日。

ハルくんの家でのパーティが終わった。

お姫さまの仮装をした私は、みんなと別れて、家へと向かっている。


(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)

近道していつもの公園を通り抜ける。

お姫さまのドレスは長くて、ひらひらがいっぱい付いてる。

そのひらひらの一つが木の枝に引っかかった。


百花「きゃっ」


後ろに引っ張られて、転んでしまった。


百花「痛~い」


膝を見たが、ドレスのおかげか怪我はしていない。

でも、ドレスは泥だらけで、リボンもちぎれかかってる。

(お父さんが買って来てくれたドレスなのに)


???「どうしたんだ?」


聞きなれた声に振り返る。


百花「じーじ!」


じーじはいつもの優しい笑顔で私を覗き込んだ。


譲二「ちび、なんて格好してんだ?お遊戯会でもあったのかよ?」

百花「あのね、はろいんの変身でね。お姫さまになったの」

譲二「はろいんの変身?ハロウィンの仮装のことか…」


じーじは『あ~あ』と言うようにうなずくと、すその泥を払ってくれた。


譲二「だけど、ハロウィンの仮装なら魔女なんじゃねーの?」

百花「だって、お父さんがこのドレスを買って来てくれたんだもん」

譲二「あっそ」

百花「ねぇ、じーじ。似合ってる?」


じーじはなぜかちょっと頬を赤らめて言った。


譲二「馬子にも衣装っていうからな」

百花「たまご?」

譲二「…何でもねぇ」

百花「ねぇ、じーじ。ハルくんのおうちで、はろいんのパーティしたんだよ!」

譲二「へえー。お前の王子さまたちも、仮装したのか?」

百花「うん!えっとね。いちごちゃんがインディアンで、リュウ兄がカウボーイで、タケちゃんがピエロで、りっちゃんがカボチャの妖精で、ハルくんが王子さまだった」

譲二「ふ~ん、お前と揃いで王子さまもいて、良かったじゃねーか」


ハルくんの王子さまはカッコよかったけど…でも、私はやっぱりじーじに王子さまになって欲しいな。


百花「ねぇ、じーじも王子さまになってよ」

譲二「やだ」

百花「えーっ、じーじは王子さまがいい!」

譲二「ちょっ、袖を引っ張るなよ!分かった!分かったから」

百花「じーじ、王子さまになってくれるの?」

譲二「お前がもっと大きくなって、ホンモノのお姫さまになってたら、考えてやらなくもない」

百花「やったー!! 約束だよ!」

譲二「何考えてんだよ。ホンモノのお姫さまになんかなれるわけねーだろ」

百花「なれるもん!絶対なるもん!」

譲二「まったく!ほら、そろそろ帰らねーと、もうすぐ暗くなっちまうぞ」

百花「じーじ、送って!」

譲二「しょうがねーな。家の前までだぞ」

百花「はい」

譲二「なんだよ!その手は?」

百花「王子さまはお姫さまの手を取って歩くんだよ!」

譲二「はぁ? 俺、王子じゃねーし……」

百花「……」

譲二「分かったよ。そんな顔すんなよ。ほら、お姫さま、お手をどうぞ」

百花「はい」


私は夕焼け空の下、じーじと手をつないで、お家に帰ったのだった。


(▼∀▼)†その6へつづく