恋、ときどき晴れ

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ハルくんの独り言(本編最終話)子供時代の思い出~その3

2015-12-07 07:52:46 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

ハルくんの独り言(本編最終話)子供時代の思い出~その2へ


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種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

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ハルくんの独り言(本編最終話)子供時代の思い出
その3

白いクローバーの花のかんむりをかぶった佐々木のことを、俺はおよめさんみたいだといった。

その言葉に、佐々木は真剣な顔で俺に言った。


百花「ハルくん。私、お願いがあるの!」

佐々木はまた会えたら俺のおよめさんになりたいと言った。

俺は佐々木の思わぬ言葉に驚いた。


百花「ダメかな?」

春樹「だ、ダメなわけないって! お、俺でいいの?」

百花「うん。ハルくんがいい!」

春樹「…うん、わかった! じゃあ俺、佐々木のおムコさんになる!」

百花「やったぁ! 約束だよ?」


でも、具体的におよめさんとおムコさんって、何をすればいいんだろう?

佐々木のお母さんは、お味噌汁を作ればいいって言ってたそうだ。


(お味噌汁か…。一緒に毎日ご飯を食べるってことだな。でも…)


春樹「きっと楽しいんだろうな!だって、うちのお父さんもお母さん、毎日すっごく楽しそうだもん!」

百花「そうだよね、私のお父さんもお母さんも、すっごく楽しそうだよ!」


(俺も佐々木と一緒ならきっと楽しいと思う)


2人で顔を見合わせて笑った。


竜蔵「おーい、お前ら!こんなところにいたのかよ」

百花「あっ、みんな。来てくれたんだ!」

剛史「百花、お家の人が探してたよ?」

百花「本当に? そろそろ出発なのかな…」

一護「こんなところで何やってたんだ?」

春樹「へへっ、秘密!な、佐々木」

百花「うん! ハルくんと2人の秘密なの!」


俺たちの言葉にりっちゃんはべそをかき、一護は怒って佐々木の髪の毛を引っ張った。

一護の手を振り払おうと、下を向いた佐々木が慌てたように俺を呼んだ。



佐々木が嬉しそうに差し出す、その指先には四つ葉のクローバーがあった。


俺たちはまた会えるんだ!!


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佐々木が見つけた四つ葉のクローバー。



この四つ葉のクローバーは、俺に持っていて欲しいと、佐々木は言った。


百花「絶対、会いに来るから!その時まで…なくさないで持っててほしいの!」



その佐々木の声は今でも思い浮かべる事ができる。

あの時の俺の言葉も…。


春樹「うん。絶対に無くさないよ…。大切にする」



その四つ葉のクローバーはしおりにして、お気に入りの本に挟んで大切にとってある。

今は色あせてるけど、こうやって眺める度にあの時の佐々木の声が蘇る。


『絶対、会いに来るから!その時まで…なくさないで持っててほしいの!』


春樹「ちゃんと大切に持ってるよ…」


そう呟いて、四つ葉のしおりをまた本に挟んだ。



あの時のもう一つの約束…。

佐々木はもう忘れてしまったんだっけ…。


今も俺の耳には甘く残っている…。


『また会えたら、ハルくんのおよめさんになりたいな』


ハルくんの独り言(本編最終話)子供時代の思い出 おわり


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