恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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クリスマスの魔法~その2

2015-12-19 07:30:41 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

☆彡*<(* ̄▽)/▽▼▽†Merry X’mas†▽▼▽\(▽ ̄*)>*☆彡


クリスマスの魔法~その2

〈譲二〉

賑やかなあいつらが引き上げた後、さっきの続きを話す。


譲二「百花ちゃん。25日はみんなでパーティするとして、イブの日は二人でお祝いをしない? 」

百花「二人でお祝い?」


怪訝そうな百花ちゃんに慌てて言う。


譲二「といっても、いつも一緒に食べてる夕食を少し豪華にするだけなんだけどね…」


百花ちゃんは納得したように頷いた。


百花「そうですね。せっかくのクリスマスイブなんだから、クリスマスらしいメニューとか飾り付けにした方が楽しいですよね」


百花ちゃんに同意してもらった嬉しさで、言い訳がましく付け加えた。


譲二「俺は百花ちゃんの吉祥寺の家族だからね。百花ちゃんに家族でのクリスマスを楽しんでもらえるといいな」


いつも店を手伝ってくれたり、夜遅くまで頑張って勉強したりしてる百花ちゃんに何かクリスマスプレゼントをあげたい。

別に下心があるわけじゃないよな…。

自分自身への言い訳だけど…。

いや、これは百花ちゃんへの吉祥寺の家族としてのプレゼントなんだ…。



☆彡*<(* ̄▽)/▽▼▽†Merry X’mas†▽▼▽\(▽ ̄*)>*☆彡



〈百花〉
イギリスに行ったお父さんお母さんと別れて初めて迎えるクリスマス。

今年は寂しいな…って思っていたけど、楽しいクリスマスになりそう。

ハルくんや一護くんたちとのクリスマスパーティも楽しみだけど…。

マスターがイブに二人でお祝いをしようと言ってくれた。


もちろん、お祝いと言っても簡単なものだ。


家族と離れて暮らす私が寂しくないように、家とかわらないように過ごせるようにってことで、マスターは考えてくれてるんだよね…。


でも、好きな人と二人だけでイブの夜を過ごせるのはうれしい…って。

私、何考えているんだろう。

マスターは親切で言ってくれてるだけなんだから…。


クロフネで暮らすようになって数ヶ月。

毎日顔を合わすマスターのことがいつからか好きになってきた。

マスターは大人の男性で、もちろん10歳も年下の私のことなんか子供扱いなんだけど。


片思いで、これから先もマスターにこの気持ちを告げることはなさそうだけど、気持ちのこもったプレゼントをあげたい。

そうだよね。

ずっとお世話になってるんだから、プレゼントをあげても不自然じゃないよね?

 
クリスマスまでに、マスターに喜んでもらえるようなプレゼントを考えよう。

その3へつづく