恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

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ハルくんの独り言(本編スパエン)~その9

2016-01-15 07:59:48 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編スパエン)~
その9

春樹「俺、今回のことで分かった気がする。俺……佐々木が…百花が一緒にいないとダメだって」


思い切って、佐々木のことを名前で呼んでみた。

そうだ。

本当はずっと前から「佐々木」じゃなく「百花」って呼びたかったんだ。

やっと百花って呼べた。


春樹「辛くて、苦しかったけど…百花がそばで支えてくれたから、頑張れた…と思う」


ちょっと弱気になって付け加えた言葉は、見抜かれてた。


百花「そこは…言い切ってよ…」

春樹「うん、だから…絶対そうだって言い切るためにも…これからも、ずっと一緒にいてくれる?」

百花「ハルくん…」

春樹「好きです。俺と、付き合ってください」

百花「…はい!」


佐々木、いや百花が元気よく返事する。



俺は百花の前で跪いて誓った。


春樹「ずっと…ずっと一緒にいよう。大好きだよ」


そして…百花の唇にそっとキスした。

唇を離して見つめ合う。

百花は顔が真っ赤だ。

それを言うと百花は「ハルくんだって、真っ赤だよ」と言ってますます真っ赤になる。


百花のあまりの可愛いさに俺は彼女をぎゅっと抱きしめた。

もう絶対に離さないから。

俺の胸に顔を埋める百花の耳元に囁く。


春樹「俺の初恋、百花だったって知ってた?」

百花「ええ!?」


百花は大声を上げて驚いた。

なんで?

やっぱり気づいてなかったの? 子供の頃の俺の気持ち…。


春樹「そんなに驚かなくても…」


当惑する俺に、百花は一生懸命言い訳する。


百花「だって、初恋は実らないって言うし…」


不安そうな百花の言葉に笑みがこぼれる。

そういえば四つ葉のクローバーといい…。


春樹「百花はジンクス気にしすぎだろ」

百花「…でも、私の初恋も…ハルくんだったかも」

春樹「なら、同じだね」


そう囁いて、もう一度百花にキスをした。

だって、10年越しの俺の気持ちは、一度のキスでは全然伝えきれないから…。


ハルくんの独り言(本編スパエン) おわり


ハルくんの独り言(本編スパエン)~その8

2016-01-14 07:53:07 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編スパエン)~
その8

佐々木と手を繋いで公園のベンチに座った。

今、佐々木に言いたいことはただ一つ。

「大好きだ。ずっと一緒にいて欲しい」ということ。

だけど、きっかけが無くて、なかなか言い出せない。


佐々木は夜空を見上げて「星が綺麗だ」なんて言う。

だから俺は「佐々木の方が綺麗だと思う」と言った。

そしたら佐々木は目を丸くして、驚いた声をあげた。

その顔があまりに可笑しくて、可愛いくて、俺は思わず吹き出した。


百花「だだ、だって、ハルくんが変なこと言うから!」


佐々木は膨れて、俺に抗議する。

そんなちょっと怒った変顔も好きだ。

感情豊かでくるくると表情が変わるところは子供の頃から変わらない。

そんな佐々木はいつも俺を安心させてくれる。


俺達は10年も離れてたけど。

佐々木は昔と変わらないままだ。


そして、記憶を取り戻した今、分かったことがある。

俺はずっと佐々木を守らなきゃって思っていたけど、そうじゃ無くて、今まで俺自身が佐々木に支えてもらってたんだ。

だから、それを伝えなきゃ…。


その9へつづく

 


ハルくんの独り言(本編スパエン)~その7

2016-01-13 08:42:55 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

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ハルくんの独り言(本編スパエン)~
その7

一護はいつものように、佐々木のことをバカだの色気がないの、泣き虫だのと言い、そういうヤツでもいいのか、とたたみかけるように問う。

そして、思い出したかのように付け加えた。


一護「それに…真っ直ぐで一途すぎるし…」


そうだな、一護。

佐々木は、記憶を失った俺のために一生懸命に支えてくれた。

お前のいう通り、佐々木は真っ直ぐで一途だ。


一護が本当に言いたかったのは、「佐々木でいいのか?」

ということではなく、「そんな佐々木を大切にしろ」ってことなんだろう。


春樹「一護、安心して。そういうの全部ひっくるめて、俺は佐々木がいいから」


俺の声に合わせるように佐々木も言う。


百花「ハルくん…。わ、私も、全部ひっくるめてハルくんがいいの!」


一護は俺たちの言葉を聞いて呟いた。


一護「…ちっ。なんだよ、ノロケかよ」

春樹「ハハ…気がついた?」

一護「けど…もう、泣かせんなよ」

春樹「…ああ」


一護、ごめんな。

お前が佐々木のこと、俺に負けないくらい好きなのは、分かってる。

俺が記憶を失っていた時、佐々木のことをずっと支えてくれてたことも。


以前だったら、俺はそんなお前に佐々木を譲っていたかもしれない。

だけど、今はもう佐々木のことは譲れない。

佐々木の一途な気持ちにも気づいたし、俺自身、佐々木を独り占めしたいと思ってる。


今はもう迷わない。

佐々木のこと、大切にして、絶対泣かせたりしない。

だから……ごめん。


俺は佐々木を促した。


春樹「じゃあ、行こうか」

一護「じゃーな」


寂しそうな一護をそこに残し、俺たちは公園に向かった。

その8へつづく


ハルくんの独り言(本編スパエン)~その6

2016-01-12 07:41:21 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編スパエン)~
その6

クロフネでみんなが開いてくれたお祝いの会。

祝ってくれるみんなには悪いけど、佐々木と早く2人きりになりたい。

俺は佐々木を誘って、祝賀会を抜け出した。


外に出ると辺りはすっかり暗くなっていた。


???「どこ行くんだよ」


一護だ。

そういえば、クロフネを抜け出す前、一護の姿が見えなかったな。

暗闇から突然声をかけられて、佐々木が悲鳴をあげる。


一護「…なんつー、色気のない声を」


春樹「一護、お前こんなとこで何してんだよ」


だが、一護は俺の問いには答えなかった。


一護「お前らこそ、せっかくの祝賀会をコソコソと抜けやがって」


確かにそうだ…と苦笑いした。

俺たちが2人きりになりたくて祝賀会を抜けだしたのは、一護にはお見通しだったようだ。

笑って誤魔化す俺に、一護は真剣な瞳で問いかける。


一護「お前、マジでそいつでいいの?」


その7へつづく