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インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。
インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。
手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事
他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。
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以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その13
〈譲二〉
みんなが興味津々に俺を問い詰める。
一護「クロフネから駅にって…、マスター、女を泊めたのか?」
春樹「そう言えば、ジョージさん。昨日は友達と飲みに行くからって早めに店を閉めてたよね?」
理人「友達って女友達だったの?」
譲二「いや、友達は大学時代の友達で男だよ」
理人「じゃあ、なんで女の人が泊まってたの?」
みんな、もう泊まってる前提なんだな…。
いや、その通りなんだけど…。
春樹「それは…恋人とか?」
一護「マスター! 恋人がいたのか?」
竜蔵「ジョージ、水くさいぞ、俺達に内緒で恋人を作るなんて」
譲二「いや、恋人じゃなくてね…」
剛史「合コンでお持ち帰りしたのか?」
竜蔵「ジョージ、見損なったぞ。そ、そんな…破廉恥な」
譲二「いや、みんな、ちょっと待って…」
回りを取り囲んで色めき立つみんなに必死で弁解する。
譲二「ほら、二階にはもう一つ部屋があるだろ? そこに泊まってもらっただけで…」
一護「なんだよ、結局女を泊めたんじゃねぇか」
剛史「やっぱり、お持ち帰りか」
竜蔵「ジョージ…。俺の理想が…」
理人「それで、何かはあったの? 無かったの?」
春樹「みんな…ひとまずジョージさんの話を聞こうよ」
みんなに責められながら、必死で申し開きをすることになった。
さすがに未成年相手に、初めて会った女の子に手を出しましたとは言えないよな…。
☆☆☆☆☆
〈柚葉〉
あの後、茶倉さんからのメールは無い。
もちろん、私もメールは送ってない…。
だって、何て出すのよ…。
共通の話題?
……歴史?
『豊臣秀吉の六本目の指について』とか?
うわ~ん、こんなの駄目じゃん。
もっと男女の間で話せる甘い話題は無いんだろうか…。
って、別に恋人になったわけでもないしね、私達…。
悶々としながら、一週間が過ぎた。
『なんでこうなった?』おわり
☆☆☆☆☆
このあとのエピソードはあまり話が進んでないので、またできた時に。
では。
以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その12
〈譲二〉
そう時間を置かずに柚葉ちゃんから返信が来た。
ドキドキしながらメールを開く。
少し期待してたことは否めない。
『茶倉さんへ
昨夜から本当にご迷惑ばかりおかけしてすみません。
朝ごはん、とても美味しかったです。
また、時間ができたらクロフネにおじゃましますね
柚葉』
……。
やっぱり『茶倉さん』か…。
内容も社交辞令だよな。
……。
何落ち込んでんだ…。
人生こんなもんだよ…。
へこたれるな、俺。
☆☆☆☆☆
午後もだいぶ過ぎてから、あいつらが集まってきた。
あいつらってのはクロフネにたむろしてる…もとい、常連になってくれてる中高生たちのことだ。
もちろん、野郎ばかりだけど、彼らは小さい頃からの幼なじみらしい。
それぞれ個性的な奴らだけど、仲がすごくいい。
俺の店に来るようになったのはここ2、3年のことだけど俺のことを慕ってくれている。
譲二「りっちゃん、卒業おめでとう。これからは高校生だね」
理人「ありがとう、マスター。でも、同じ敷地内の高校に移るだけだからあんまり実感はわかないよ」
剛史「マスター、マンデーの最新刊入ってる?」
譲二「ああ、入ってるよ。だけど、せめてオーダーくらいしてね」
春樹「俺、コーヒーとサンドイッチ」
一護「俺も同じの」
剛史「じゃあ、ハニートースト…とコーヒー」
理人「僕、カフェオレね。う~ん、みんな食べるのか…。じゃあ、僕もサンドイッチ」
譲二「はいはい、リュウは?」
竜蔵「俺はスペシャルランチ。それとジョージのコーヒーももらおう」
俺は厨房にもどり、みんなのオーダーをこなしていく。
リュウがカウンター越しに声をかけてくる。
竜蔵「そういや、ジョージ。お前、今朝、女と歩いてたそうだな」
どきり。
理人「どういうこと?」
剛史「朝、クロフネから駅に向かって、マスターが女連れで歩いていたって、ちょっとした噂になってる。ばあちゃんが話してた」
うわっ、あい子さんにばれちゃってるのか…。
それじゃあ、商店街中知れ渡ってるんじゃ。
その13へつづく
以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その11
〈柚葉〉
ため息と同時に着信音がして、ちょっと飛び上がった。
美香からの電話だ。
柚葉「もしもし…」
美香「柚葉、大丈夫だった? 家に帰り着いてる?」
柚葉「うん、さっき帰って来た」
美香「さっきって…。どこかお泊りしたの?」
しまった!
柚葉「うん…。昨日の…茶倉さんちに泊めてもらった」
美香「何してんのよ…。で、どうだった?」
柚葉「え? どうだったって?」
美香「あんなに意気投合した男女が同じ部屋に泊まって、何もなかったわけ無いでしょ?」
はい…。
その通りです…。
柚葉「うん…。その…何かはあったらしいんだけどね…」
美香「らしいって何よ。どういうこと?」
私の話を聞いた美香は大きなため息をついた。
美香「信じられない…。で、どうするのよこれから?」
柚葉「どうするって?」
美香「だ~か~ら~。一夜だけのアバンチュールで終わらせるわけ?」
柚葉「まだ、考えてない…。一応茶倉さんからメールは来たけど」
美香「メール来たの? 良かったじゃない。きぬぎぬの歌ってわけね」
柚葉「きぬぎぬ? そんなのじゃないよ。単にまたコーヒー飲みにおいでねって書いてただけだよ」
美香「それって『また柚葉に逢いたい』ってことじゃない」
散々私をからかって美香は電話を切った。
そうだよね…。
また会えば何か進展もあるかもね…。
とは言え…。
『昨夜のことは無かったことにしよう。』
というのが気になる。
覚えてないからといって、無かったことにされるのはもやもやする。
かと言って、当たり前のように迫られたら…それはそれでちょっと困るかも…。
あれこれ悩んだ挙句、返信のメールはそっけないものになってしまった。
その12へつづく
以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その10
〈柚葉〉
家に帰り着いた途端にメールが鳴った。
確認すると
『from: 茶倉譲二』
誰?
って、そっか『譲二』だった…。
茶倉さんの下の名前。
顔を見ながら必死で思い出そうとした時には思い出せなかったけど。
ええっ!!! なんで、メアド知ってるの!?
まさか私が眠ってる間に携帯のアドレスに登録とか…!?
う~ん………。
そうだ、居酒屋でメアドの交換したんだった…。orz
アドレス交換したあと、茶倉さんの携帯も取り上げて自分でアドレスに登録してあげたんだった…。
考えたら、ほんと馴れ馴れしい女だったよね…。
酔ってるとはいえ…。
とりあえず、メールの内容を確認してみる。
『柚葉ちゃんへ
無事に帰れたかな?
乗り継ぎもうまく行った?
ごめんね、店があるから駅までしか送れないで。
それと、馴れ馴れしくてごめんね。
昨夜のことは柚葉ちゃんが覚えてないんだったら、無かったことにしよう。
だけど、もしよかったら店に遊びに来て。
また、美味しいコーヒー入れるから、一緒に歴史の話でもしよう。
茶倉譲二』
これ…本気にしてもいいのかな?
コーヒーを飲みに行くくらいはいいよね?
それとも図々しい?
私は大きくため息をついた。
その11へつづく
以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その9
〈譲二〉
シャワーを浴びながらぼんやり考えた。
昨日の居酒屋での時よりも柚葉ちゃんは他人行儀になってる。
やっぱり逸って手なんか出すんじゃなかった。
名前も『茶倉さん』としか呼んでもらえないし、
もうこれっきりなのかな…彼女とは。
俺にしがみついて喘いでいた彼女の姿が目に浮かぶ。
うわっ、何想像してんだ。
火照った身体と頭を冷やすため、冷たい水を浴びた。
駅まで並んで歩きながら、なかなか会話が思いつかない。
譲二「ずいぶん暖かくなってきたね」
柚葉「そうですね」
譲二「あと少しで春だよね」
柚葉「そうですね」
譲二「…」
柚葉「…」
昨日の歴史本の話なんかをすればいいんだろうけど、
それもなんだか白々しい気がして口数は少なくなってしまった。
切符を買う彼女に付き合って、改札のところで何となく別れた。
譲二「じゃあね」
柚葉「ありがとうございました」
そう言葉を交わしただけだ。
店に帰って開店の準備をしながら、やっぱり彼女への未練が残った。
そうだ。
メアドにメールを入れてみよう。
無事に帰れたかどうかは気になるし、それぐらいは許されるよね?
その10へつづく