恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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茶倉譲二 続編第九話~その3

2015-12-11 06:35:28 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編第九話~その3

〈譲二〉

そして……ついにクロフネ最後の日が来てしまった。


開店前の店内。

今日も手伝いのためにみんな来てくれている。


理人「今日で最後かあ…」

春樹「なんか信じられないね」

リュウは必死で泣くのをこらえていて、みんなにからかわれてる。

だけど、そういうみんなだって冴えない顔だ。

それに、百花ちゃんの顔もリュウとそう変わらず今にも泣きそうだ…。


百花「マスター…」

譲二「ははっ、そんな顔しないで」


俺は百花ちゃんを励ますように言った。


譲二「別に俺たちが二度と会えないわけじゃないんだから」

譲二「それじゃ、オープンしよっか」


☆☆☆☆☆

店を開けると、いつものクロフネでは考えられないくらい次々とお客さんが入ってくる。

みんな持ち場にさっと別れた。

なんだか、昔からみんなクロフネの店員だったみたいだ。

ただし…。


(リュウは今日は使い物にならないな…)


リュウは相変わらず必死で泣くのをこらえている。


(ありがとうリュウ。そんなにクロフネを思っていてくれて…)



カラカラ~ン♪

扉が開くと同時に明るい声が聞こえた。


明里「こんにちは」


明里だった。


正直、明里が来てくれるとは思わなかった。

驚く俺に、明里は「クロフネの最後の日だって聞いたら、来ないわけにいかないでしょ?」と笑って、差し入れを渡してくれた。

その4へつづく