恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

小説を検索しやすくするためインデックスを作りました

インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。

インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事


他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。



サイトマップ






人気ブログランキングへ

クリスマスの魔法~その1

2015-12-18 08:05:14 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

クリスマスの魔法~その1

 

夜空に煌めく光

白い息を吐きながら

笑顔で見つめ合う

2人で



いつも優しくしてくれる人に

ありがとうと伝えたいな


大切な人に

気持ちが伝わるといいな



言葉はなくても

温かい気持ちになったら

それがクリスマスの魔法



☆彡*<(* ̄▽)/▽▼▽†Merry X’mas†▽▼▽\(▽ ̄*)>*☆彡


〈譲二〉

譲二「百花ちゃん。クリスマスイブは誰かと約束があるの?」


昨日から聞いてみようと思いつつ、きっかけが掴めなかった言葉を思い切って投げかけてみた。


百花「いいえ…。特に何もないです。両親と暮らしていた頃はいつも家族でお祝いしていたんですけど…」

譲二「そうなんだ。…じゃあ、今年のクリスマスは寂しいね…。もしよかったら…」


一緒にクリスマスのお祝いをしよう…ふたりだけで…。

そう続けるつもりの言葉は伝えることができなかった。



チャイムとともにクロフネのドアが開き、賑やかな声とともにあいつらが入ってくる。


竜蔵「ジョージ! 今年もクロフネでクリスマスパーティをするぞ!」


 姿が見える前からリュウの大きな声が響き渡った。


一護「今年もやるのかよ…」

理人「今年は百花ちゃんがいるからね。いつものどんちゃん騒ぎとは違うよね?」

剛史「マスター、今年は鶏の丸焼きとか食べてみたい」

譲二「鶏の丸焼きか…丸焼きは難しいな」

百花「みんないつもクロフネでクリスマスパーティをしてるの?」

春樹「そうなんだよ。といっても俺や一護んちは搔き入れ時だから、25日の夕方にやるんだけどね」

理人「だから、飾り付けとかゲームを考えるのは他の三人の担当なんだよね」

百花「三人? マスターは?」

剛史「マスターの担当は料理」

理人「それで売れ残りのケーキをいっちゃんが持ってきてくれて…」

一護「売れ残りって言うな…。いつも完売するから、あれでも取り分けてあるんだ」


 笑いながらハルが引き取る。


春樹「ハイハイ。それで、売れ残った花を俺が持って来るんだよね」

竜蔵「だから、全員何かしら分担してるわけだ。百花も何をするか考えろ」

百花「えーっと、それ以外に必要なことって…」


 俺は慌てて口をはさむ。


譲二「百花ちゃんは料理を手伝ってくれるとうれしいな…。いい?」

百花「はい。お願いします」

理人「うわー。マスターばっかり狡い。飾り付けとかゲームを考えるのも大変だから、百花ちゃんに手伝って欲しいのに」

譲二「俺一人だと手が足りなくて寂しいメニューになるかもしれないけど…仕方がないな」

剛史「それは困る」

竜蔵「仕方がない。百花、ジョージを手伝え」

百花「うん。そうする」


百花ちゃんが料理担当を引き受けてくれてよかった。

少しでも一緒に過ごす時間があるのは嬉しい。

 

その2へつづく