恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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クリスマスの魔法~その4

2015-12-21 07:15:49 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

彡*<(* ̄▽)/▽▼▽†Merry X’mas†▽▼▽\(▽ ̄*)>*☆彡


クリスマスの魔法~その4

〈百花〉

24日の夕方。

コンビニの袋をさげて、勝手口から中に入る。

厨房ではマスターが忙しそうに料理を作っていた。


譲二「百花ちゃん、おかえり。早かったね。もう食べてきたの?」

百花「いいえ。部屋で食べようと思って」


私はコンビニの袋をあげてみせた。


譲二「そっか…。ごめんね」

客「マスター。取り皿が足りないぞ!」

譲二「はい、はい。すぐ持って行きます」


これではマスターとおしゃべりも出来そうにない。

私は肩をすくめて二階に上がった。


☆彡*<(* ̄▽)/▽▼▽†Merry X’mas†▽▼▽\(▽ ̄*)>*☆彡


本を読んだり、宿題をすませたり…。

その間、階下からは賑やかな声が聞こえてくる。


一度「差し入れ」だと言って、マスターがココアと小さなケーキを持って覗きにきてくれたが、直ぐに階下からマスターを呼ぶ声がして、降りてしまった。


時計を見るともう11時。

いつまでやっているのだろう?

今日のうちには終わらないのかもしれない。


部屋の隅に置いたプレゼントの包みを眺めた。


(本当は今日のうちに渡したかったんだけど…)


私はため息をついて、寝る準備を始めた。


☆彡*<(* ̄▽)/▽▼▽†Merry X’mas†▽▼▽\(▽ ̄*)>*☆彡

翌日のクロフネでのクリスマスパーティ。

二日連続でマスターは疲れていないか心配したが、軽口を叩きながら手際よく料理を仕上げて行く。


譲二「昨日は本当にごめんね」

百花「いいえ。マスターこそお疲れ様でした」

譲二「料理を出した後は大してすることはないからね。ただ、何かと話し相手にさせられるから、その場を抜けるわけにはいかなくてね」

カウンターからリュウ兄が顔をのぞかせた。

竜蔵「おい、ジョージ! ガムテープがもう無くなっちまったぞ!」

譲二「ああ、ごめんごめん。新しいのを出してくるよ」

そう答えると、マスターは私に盛り付けを任せてガムテープを取りに行った。

 

その5へつづく