恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

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インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

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最近ハマっていることなど…

2016-04-30 11:41:11 | 日記

最近、新たなお話は作っていない。



乙女ゲームもせいぜい『ボーイフレンド(仮)』くらい。

それもほとんどはイベントで、お話はあまり読んでない。

ボイフレはイベントを頑張れば頑張るほどグミやリコなどのアイテムが手薄になっていくので、微課金(既に無課金ではなくなってる^^;)としては苦しいんだよね…。



ボルさんの「今宵妖しい口づけを」で京牙さんのseason3が出てたのでさっそく購入。
ぼちぼち読んでます。
京牙さん、お耳と尻尾を生やした姿はやっぱり可愛いわ。
( ´艸`)


乙ゲーせずに何をやってるかというと、以前読んだ本を読み返したり、気になった本を読んでみたりしてる。


実はひょんなことから携帯小説のホラー「カラダ探し」にハマってしまって、ドキドキしながら読んでます。

 

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実はホラーって好きなんだ(^_^)

深夜の学校内で6人の男女が8個に別れた友人の身体を探す、という話。

なんと毎日「カラダを探して」とその本人が頼みに来るし、血に染まった「赤い人」が殺しにくるので、それからも逃げながら探さないといけないし。


殺されるとその日は終了でまた同じ日の朝に戻ってしまう。

 


第4作まででてるみたいだけど、まだ第2作までしか読んでません。

実は、2作目→1作目みたいな読み方をしたので、また2作目を読み返してるんだよね。

だから、3作目、4作目めもとても楽しみ。

漫画(第1作め)まで買ってしまった。
(≡^∇^≡)

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ホラーなんだけど、一生懸命カラダ探しをしてる高校生たちがなんだか愛おしくなってしまって。
一種の学園モノではある。

疑心暗鬼による仲違いや幼なじみへの恋心。

最初はバラバラだった彼らもカラダ探しをするうちに気持ちが一つになって…。

ところがとんでもないラストのどんでん返し。



ハラハラドキドキのストーリー展開と言い。

作者のウェルザードさん、凄いです。
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


ああいうふうな話を考えだして、書いていけるなんて凄いなぁ。

私なんか、設定やキャラが決まっている中での二次創作物しか書けないわ。
(ノ◇≦。)




ぼやいていても仕方がないので、始めの頃に書いた譲二さん目線の本編を読みやすいように手直ししてます。

始めの頃はよく分かってなかったので、一文ごとに改行してないし、行も詰まって読みにくいのね。

それを直しながら、文章にも手を入れたりしてるの。

読み返すと手を入れたくなるんだよね。


『勝手に3年後編』も文章を整えながら、少しずつupしていく予定なので、また時々覗いてみてください。


思わぬ居候~その11

2016-04-21 07:53:40 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。


『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


思わぬ居候~その11

〈譲二〉
貴志がクロフネに迎えに来た。

貴志は明里の夫で俺の親友でもある。

2人は小一時間ほど話し合った。

明里も納得したので、2人でこのまま帰るという。


俺はほっとした。

百花ちゃんと同じ部屋で暮らせるのは嬉しいけど、百花ちゃんは明里に気を使ってなんだか辛そうだ。

これ以上明里に居座られると、百花ちゃんの方が参ってしまいそうに見えた。


(それにしても…)


俺はふっと笑みを漏らした。

明里がもうすぐ帰るだろうと伝えた時の、百花ちゃんの嬉しそうな顔が思い浮かんだのだ。


(百花ちゃんが明里にヤキモチを妬いたのは可愛かったな)


もう、明里とはただの友だちに過ぎないんだけど…。

やっぱり百花ちゃんは昔のことを気にしているのかもしれない。

妬いてもらえて俺自身は嬉しいけど、百花ちゃんに辛い思いをさせるのはね…。



〈百花〉
店の前に見かけたことのない男の人がいる。

……。


(男…の人だよね)


肩までの明るい茶髪で、とてもきれいな人…。

そっとクロフネの中を覗いている。


百花「あの…、お店だったら営業中なのでどうぞ…」


思い切って声をかけてみた。


???「あなた、この店の人なの?」

百花「はい。時々手伝っています」

???「ふーん。昨日とかは休みだったと思うけど…バイトが雇えるくらいは儲かってるんだ…」


その言い方にちょっとムッとしたけど、我慢して聞いてみる。


百花「昨日は休みだったけど、今日は開いてます…。お店に来られたんじゃないんですか?」

???「お客ってこと?」


私が黙って頷くと、その人は顔いっぱいに笑みを浮かべた。

薄茶色の瞳がとても綺麗で、思わず見とれてしまう。


???「んふふ。違うわよ。そうねぇ……敵情視察ってとこかな…。じゃ、またね」


艶やかな笑みを残して、その人は去っていった。

 


『思わぬ居候』おわり


思わぬ居候~その10

2016-04-20 08:11:01 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。


『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


思わぬ居候~その10
〈譲二〉
朝食用のコーヒーを入れながら、テーブルの様子を伺う。

明里は黙々とトーストにバターを塗っている。

その向かいに座った百花ちゃんは、スープに手を付けることもなく、生あくびを噛み殺している。

やっぱり…ちょっと無理させたかな…。

昨夜は明里を気にして声が出せない分、かえって気持ちが昂ぶってなかなか眠らせてあげられなかったから。


譲二「百花ちゃん、コーヒーここに置くね」

百花「ありがとうございます」


百花ちゃんは照れくさいのか、少し目線を落として答えた。

ほんのり頬が染まって、明里がいなければ愛しくて抱きしめたいところだ。


明里がコーヒーにミルクを入れながら言う。


明里「昨夜はあまり眠れなかったの?二人ともクマがすごいわよ」

譲二「百花ちゃんにも仕事を手伝ってもらってたからね。ちょっと寝るのが遅くなっちゃって…」

明里「私、眠る時は音楽聴くためにイヤホン付けてるから、音とか声とか気にしなくていいわよ」


明里の言葉に思わずコーヒーを吹きそうになった。

百花ちゃんはもうほんのりではなく、真っ赤になって俯いてる。


譲二「そ、そっか、いつも…な、何の曲聴いてるの?」


バレバレだとは思ったものの、無理矢理、別の話題を振ってみた。


明里「そんなに慌てることないのに…」

にっこり微笑むと明里はコーヒーを啜った。


(悪魔だ…)


〈百花〉

百花「ただいま」


夕方、大学から帰るとクロフネにお客さんが来ていた。


譲二「「お帰り、百花ちゃん」


上機嫌な譲二さんが迎えてくれる。

その様子から、明里さんの旦那様が来てくれたのだとすぐ分かった。

隅のテーブルで明里さんと真面目な顔で話し込んでいる。

二人に軽い会釈をすると私は二階に上がった。

そのあとを譲二さんが追いかけてくる。

そのまま、私達は部屋に一緒に入った。


譲二「お帰り」


そう言いながら私を抱きしめる。


譲二「貴志が迎えに来たから、もう、明里も帰ってくれるよ…」

百花「仲直りできそうなんですか?」

譲二「うん。明里も貴志が来るのを待ってたみたいだしね」


(よかった!)

私達にとっても、明里さんのためにも。

 

その11につづく


思わぬ居候~その9

2016-04-19 07:58:39 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。


『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


思わぬ居候~その9

〈百花〉

夕食後、今日は珍しく譲二さんは実家に出かけなかった。

明里さんに「おやすみなさい」の挨拶をして、2人で譲二さんの部屋に入る。


百花「今日はお仕事に出かけなくても大丈夫なんですか?」

譲二「ここでもできる仕事ばかりだからね。百花ちゃんは課題は終わったの?」

百花「はい。だから、お手伝いすることがあればなんでもしますよ?」

譲二「うん。ありがと。だけど、俺は百花ちゃんがいてくれるだけで頑張れるからね」


もう私だって高校生じゃないのに…。

手伝えることがあれば譲二さんの力になりたいのに…。

それに、毎日忙しそうで譲二さんの身体が大丈夫なのか心配になる…。

☆☆☆☆☆

優しい手が身体を揺すってくれている。


譲二「百花ちゃん…、百花ちゃん、…ベッドへ行こう、風邪をひいちゃうよ…」


ふと気づくと譲二さんの肩にもたれて眠り込んでいた。

そうだ。

お仕事をする譲二さんの横で本を読んでいたんだけど…。

知らないうちに眠り込んでしまったみたい。

譲二さんの力になりたいって言いながら…、全然ダメじゃない…。


百花「あ! すみません。私…」


譲二さんは優しく微笑んだ。


譲二「大学で一日勉強して、疲れてるんだね…」

百花「私…。全然譲二さんの力になれなくて…」

譲二「前も言ったろ? 俺は百花ちゃんと一緒にいるだけで癒されるって」

百花「でも…」


譲二さんは私をベッドに座らせた。


譲二「だけど…今日はもっと甘えてもいい?」

百花「…はい」


譲二さんの唇が優しく降ってくる…。

…鼻に…頬に…瞼に。

…そして唇に…。

私の背中にまわされた手はそっと身体の線をなぞった。

私は思わず声をあげそうになって、慌てて唇を噛んだ。


譲二「…百花ちゃんの声は可愛いからもっと聞きたいけど…、明里が隣の部屋にいるからあまり声は出せないね…だから…こうして…」


譲二さんは私を愛撫しながら、私の唇を唇で塞いだ。

我慢しても漏れそうになる吐息は譲二さんの口の中に消えていった。


☆☆☆☆☆


譲二さんの優しい愛撫に我慢しても我慢しても声が漏れてしまう。

必死で歯を食いしばる私に譲二さんは「ちょっと待って」と言って何かを取りに行った。


譲二「ちょっと、可愛そうだけど……ごめんね」


そう言いながら、譲二さんは私にハンドタオルを咥えさせた。

 

その10へつづく