恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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茶倉譲二 続編第七話~その2

2015-11-08 07:33:53 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編第七話~その2

〈譲二〉

階下に戻り、百花ちゃんに兄貴から聞いたことを伝えた。

彼女は難しいことを一生懸命に理解しようと、真剣に話を聞いてくれた。



(ごめんね。大人の事情に巻き込んでしまって…)



俺は彼女に質問されるまま、なるべくわかりやすく説明した。

そして、一番言いにくいことを彼女に伝えた。



譲二「とりあえず明日、実家に戻ってみる」


言い訳がましいと思いながら口にする。


譲二「詳しい話を聞かないと、なんとも言えないしね」

百花「はい…」


百花ちゃんは不安そうに俺を見つめた。

俺は彼女をなだめるように顔を覗き込む。


譲二「大丈夫、そのまま帰って来ないなんてことないから」

百花「…譲二さん」

譲二「その間、店は閉めていくよ」

譲二「百花ちゃん、もし一人で不安だったら誰かに…」

百花「いえ…大丈夫です。私、ここにいます」


健気な彼女が愛おしくて、そのか細い身体をギュッと抱きしめた。

百花ちゃんを抱きしめていると、不安な気持ちが安らいでいく。

俺はもう…百花ちゃん無しではダメだな…。


その3へつづく