華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

思い立ったが吉日

2009年09月19日 23時11分59秒 | Weblog
うちのKing(キン)ちゃんは我が家で唯一の男の子(中国系マレーシア人)。彼が私たちが住む家をレンタルしていて、そして4人のFlatmatesに部屋を貸し出している。ゆえに彼は管理人のような立場。
キンちゃんは男の子なのに、我が家で誰よりもマメ。掃除も好きだし片付けも好き。基本はIT少年なので部屋にいるときはジーっとパソコンの前に座っているけど、それ以外のときはずっと動き回っている(逆に用事がない限りはパソコンを触っているとも言える)。掃除機かけたり、床を拭いたり、庭の雑草を刈ったり、壊れているものを修理したり。ゴミも彼が出してくれるし、トイレ・風呂の掃除もしてくれる。本当に同居人として申し訳ないぐらい。たまに料理を振舞ってくれることもあるし、

旦那にするならこういう人がいいよなー

と思わせる男の子(ちなみに彼には結婚を約束している中国人の彼女がおり、ホレタハレタネタにはならないのであしからず)。

でも。これだけ“パーフェクト!”と思わせるキンちゃんだけど、ひとーつだけ気になる点がある。キンちゃんは

今やりたいことを、今やらないと気がすまない人

なのである。
たとえば今日。土曜日は私の週で唯一の安息日。目覚ましをかけずに心置きなく眠る日と決めている。なのに朝9時過ぎ。

トントン。

早起きの習慣が身についている私は、これしきの物音で覚醒。時計を見たらまだまだ寝ていられる時間。安眠を邪魔された私の返事は当然無愛想。「何?」と思いっきり日本語で答えたら、そのときは何も言わずに去っていった。「何起こしとんじゃ、ボケ!!」と半ギレしながら再度眠りの世界へ。すると10分も経たないうちに

トントン(again)。

「何よ!?」と答えたら、戸をたたいたのはキンちゃんで「今から掃除機かけるから」。

…それってFlatmatesの眠りを妨げてまで今やらないといけないこと??

いつもならキンちゃんも私と同じぐらい朝はゆっくり寝ているのに、今日は友達をランチを食べるとかで早起きしていた様子。で、朝食を終え、週末恒例車の掃除をし、洗濯をし終えたところで9時過ぎ。で、次にキンちゃんがしたかったことは“掃除機をかけること”。そうなると私が日々寝不足と戦っていることなどお構いなしになるようだ。
私の返事を待つまでもなく“ブィーン”と聞こえてきた掃除機の音。そんなわけで私もしぶしぶベッドから抜け出した。掃除機かけるにしたって私を起こさずに勝手にやってくれりゃいいのにさ。
掃除を終えたキンちゃんに文句を言ってやろうとキッチンへ行ったら、私が口を開く前に

「今日は早起きをしたんだ。もうやらないといけないことは全部片付けたよ」

とやけに誇らしげなキンちゃん。

満足してんのはオメーだけだっつーの!!

“思い立ったが吉日”は私もお気に入りの言葉やけど、それにしたって人には人のペースっちゅーもんがあるんですよーって感じ。こんな風に思い通りになんでも動かそうとする人を旦那にしたら疲れるので、私の旦那にはいいや(彼も私を妻に…とは思わんだろうが)。

それでもキンちゃんはいい人だ。
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ガン寝

2009年09月17日 15時39分43秒 | Weblog
今日木曜日は8時~1時、そして4時間の空きの後5~7時で講義がある。
現在、空き時間も残すところ後20分。図書館にて休憩中。講義の後ご飯を食べ、生物学の先生に会いに行って先日の試験の答えあわせをしてもらい、3時ごろに図書館に来た。それからいつも持ち歩いている本を目の前にドンッと積み上げ、それらを枕にして

ガン寝。

一時間ぐらい寝ていた。一度起きたけど「まだいける」と思って寝なおした。一時間経って、まだ眠れそうだったけどいい加減勉強しないと夜の勉強が増えるので起きた次第…といいつつブログ書いてるねんけどさ。

昨日図書館で勉強していたらCI時代のクラスメイト・Euniceに会った。そして言われた

「Yoshimi, you look tired」。

久しぶりに会った人にこう言われてちょっとショック。実際疲れているけど、一目見て“疲れてんなー、この人”と思わせるビジュアルってどうよ!? 最近髪の毛が伸びてきたため、昨日今日と束ねている。真後ろで束ねるとオバンクサくなるので場所は左耳の下。後れ毛が出ているのは知っていたけど、自分の中では江藤蘭世(「ときめきトゥナイト」より)のような気分だった。でも「疲れている」と言われたので鏡を除いたら、そこにはやつれにやつれた、おしんのおかん(泉ピン子)がいた。

自分を美化すんのもいいかげんにせんとなー。

あぁ、講義の時間が来てしまった。4時間も空き時間があったのに全然勉強せんかったなー。家で頑張れるかしら、アタシ。「早く寝て、明日こそ江藤蘭世!」とか言ってそう…。
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朝っぱらから

2009年09月16日 08時39分46秒 | Weblog
今日の講義は1時から。だけど家にいたら確実に勉強しないので9時到着を目指して学校へ。
私の家は街の南側。街を挟んで北側に学校がある。バスで通うこと約40分の距離。街の南側には川が流れ、街の対岸あるCultural Centereという停留所で乗り換えて学校へと向かう。
いつもの朝の一般道のラッシュを抜けて高速のバス道に入り、さぁ次がCultural Centere…と下車ボタンを押した途端、バスが停車。それから一向に進まない。前方にも同じように停車しているバスがズラーっと。なんじゃらほい?と思ってみても運転手さんもわかっていないよう。Cultural Centereで乗り換えてもまだノロノロ運転。ようやく街へと入る橋を渡ったところでやっと原因判明。

バスが一台立ち往生。

街へと入る橋の一番端っこ。そこでバスがなんの理由か知らないけれど止まっていた。ちなみにバス専用道のため一車線。ゆえに一台バスが止まると自動的に後方のバスはズラリと列をなすことになる。私たちがたどり着いたときは係りの人が対向車線のバスを止めて手動でバスを誘導していた。察するにこの件が発生してからそれほど時間は経ってなかった様子。なぜならば、街の南側の玄関口でもあるこの橋はかなりの数のバスが走行。イコールかなりの数のバスが列を作る。それを20分という比較的短いロスタイムでパスできたということから発生から間もない時間だったと考えられる。

結局1時間ぐらいで学校へ到着。ロスタイムが短かったとはいえ、意味もなく時間が費やされたためなんとなく疲れた気分で校内へ。そしてあの“亀仙人の修行”(「修行中」参照)を乗り越えて頂上にたどり着いたら今度は

「今日、QUTスタッフはストライキをしています!!」

大学スタッフ・教授陣がストライキを起こしていて、休講になる科目もあるらしい。なんだそれ?
早く来たのは自分のためやからいいねんけど、なんか朝から気合いが空回り。私が出る講義はあるんやろか…。

そんなわけで気合いが抜けたので、現在図書館でダラダラとネットサーフィン中。でもそろそろ勉強しよっと。

それにしても。
ズラーっと並んだバスはまるで標本かなにかのようだった。「風の谷のナウシカ」に出てくるオームみたいやったなぁ。

ちなみに。
私はあのオームが苦手である。
理由。
グロいから。
足を負傷しながらも、怒り狂っているオームを抱きしめて「いい子だからおとなしくして」となだめるナウシカのようなことはできそうもない。
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固定概念

2009年09月15日 16時06分00秒 | Weblog
今更やけど土曜日に参加した花火大会での話。

以前メンバー登録して全然参加してなかったMeet Upというサークルがある。ここには日本に興味があるAussieとBrisbaneに住む日本人が集まる。ずっと忙しかったので週に一回の集まりに行ったことはなかったけど、花火大会の日も集まるというので、そこに看護科で一緒に勉強しているSachikoちゃんとおじゃました。

行ってみるとすでにAussie・Japanese併せて10名近い人々。でも彼らは以前に顔を合わせたことがあるようで、親しくないとしても顔見知り。まったくの新しいのは私たちぐらい。でもグループの性質からして人の出入りは激しいはずだから、私は新人だからといってモジモジすることなく最初からそこにいる人に話しかけた。黙ってたってつまらないし、新しく人と知り合うのはいいことだし…と思って。
一緒に花火大会を楽しんだ後は、最終的に20名近くなっていたみんなと夕食へ。そこでも至って普通にしていた。本当に普通に。強いて書くとしたら新人らしくなかったことぐらい。

そしてその結果。

「君っておしゃべりだね」(By an Aussie男子)。

凹むわ。

既存のグループに入るというのは結構勇気を要する。話しかけるのを待っていたって、基本他のメンバーさんはすでに知っている人が隣にいて新人に話しかける必要がないんだから、自分から話しかけるしかない(と思う)。それにグループの中に一人ムッツリと黙りこくってる人がいたら雰囲気を悪くすんじゃないかなーという思いもあっての行動の結果が“おしゃべり”。これがどんな意味で発されたかは知らないけど、とりあえず私が受けたい評価ではなかったのでなんとも言い表しがたい感情でいっぱいになった。

花火の鑑賞は楽しんだ。
それでもなんとなくスッキリしない気分のままで帰宅。そしていわれた言葉の意味をモンモンと考えていた。

そして出た結論。

私は外国人が一般的に考えている日本人女性の様相と違ったのかもしれない。

CIで勉強していたころ、Stereotype(固定概念)について少し学んだ。そこで例として、外国人が抱く日本人に対する印象を説明するビデオを見せられた。その映像の中には、私たち日本人が見たら、例えば日本人は初対面で握手をしないとか、初対面からあまり話さないとか、使用人であればそれが女性であろうが荷物を運ぶのを手伝わないといった「日本人、こんなんじゃなーい!」思われるエピソードがいくつか。あとで教授に「あのビデオはうそだ」と抗議にいったぐらい。すると教授は「事実は違うとしても、日本に対する固定概念とはこういうものなのよ」と言い、私は、納得はいかなかったけどそういうものなのかと理解したことがある。

前置きが長くなったけど、要はそれが今回起こったんだと思う。このAussie男子、日本女性は「おしとやかで大人しくて恥ずかしがり屋」であると信じているんだろう…と。

そんな大和撫子、天然記念物だっつーの。

と書いたら言い過ぎか? 私も基本は人見知りで大人しいしさ。

まぁー何はともあれ、この日の私は彼の思う日本人女性像から外れたんだろうなー。

でもここは多種民族国家・Australia。
なにをモジモジする必要があろう?
どこに“典型的日本人”である必要があろう?
積極的で何が悪い!?
年齢と厚かましさは比例すんねん!!

おぉぉ、書いててExciteしてしまった。
とりあえずAussieが「日本人女性はこういうもの」という偶像を描いているんだなーと、そして日本人をいわゆる“日本人”としてジャッジしたがる傾向にあると感じたのは、この日この時だけではなかった。日本人ったっていろんな人がいるのにさ。そんな固定概念にとらわれてる人にあーだこーだ言われたくないっつの。

言葉が表すほど怒ってるわけでもなく“ふーん”って感じ。そういうことが学べただけでも参加した意味はあったと思う。“おしゃべり”なんて言われたくなかったけどねっ。

あ、やっぱ怒ってんじゃん、アタシ。
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良質の眠り

2009年09月14日 20時09分31秒 | Weblog
中間試験から解放されて一週間。目の前にはさほど大きな課題もなく、先ごろのような猛勉強はしないで済んでいる。といっても毎日の図書館通いは相変わらず。

…と言いたいが。

実は今日は行かなかった。月曜日は朝2時間の講義があるだけ。Cityで久しぶりにCI時代の友人とランチを食べた後はまっすぐ帰宅した。なぜならばここ数日間、ずっと頭痛を抱えていたから。しかも薬が効かないという性質の悪さ。おそらくこれは先ごろの猛勉強からくるストレスと睡眠不足が原因だと思う。勉強のことは常にアタマの中にあるし、やっぱりプレッシャーもすごく大きい。早起きの習慣が身に付きつつあるので、寝るのが遅くなってしまった日はどうしても寝不足になってしまう。

そして頭痛。
  ↓
勉強に集中できない。
  ↓
これでは本末転倒。

というわけで帰宅後、昼寝をすることにした。約2時間半。

スッキリ

たとえ短い時間でも良質の眠りを取れたら疲れは回復すると何かで読んだ。おそらくこの昼寝は良質だったんだろうと思う。
私は、体力はあるし、すこぶる健康だと知っているけど、やっぱり時には労わらないといけないのかなーと思った。“手を抜く”のではなくメリハリをつけるというか。そいでも私のモットーのひとつは“倒れるときは前のめり”やねんけど…バランスが難しいな。

何はともあれよく寝たので今は元気。少しだけ勉強して、そして早く寝よう(…って、寝るんかい!?)

写真はCI時代のクラスメイツ・Anne(左)、Jasmine(右)と。大学の隣にある公園で芝生に座ってテイクアウトのコーヒー。絵に描いたような学生生活やわ
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花火大会 おまけ

2009年09月13日 23時00分09秒 | Weblog
花火が始まる前に撮った写真。ちょっとブレとりますが。

左端が私。

わかるってか? 

最近、顔つきが変わったなーと自分で思うんだけどどうかしらん?? 先日、しみじみそう感じていたところに、今日、オンライン上でカメラ越しに話をした友人・カオリンにもそのように言われた。
昔、母から「40歳までは親の責任。40歳かはら自分の責任」と顔つきの話でそのように言われたことがある。36歳。そろそろ自分の責任が顔つきに現れ始めるころよなー。

いい顔だといいんやけど。
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花火大会

2009年09月13日 22時55分44秒 | Weblog
もう寝る直前の朦朧とした脳みそで一生懸命書いた原稿が消えた…。暴れるわ、ほんま。

土曜日は花火大会に行ってきた。綺麗だったけど、日本の花火の方が綺麗だと思うのは私だけかしら? でもこのところ勉強続きで気分転換らしいことをしていなかったので、そういう意味でもいい時間だった。

あぁ、あっさりとした原稿だなぁ…むなしい。

写真はもちろん花火。私の目の前には背の高い男性が二人いて、それぞれが双子と思われる男児を肩車していたので、写真を撮る際には彼らをよけることができなかった。でも二人の後姿が愛らしかったので、それも込みの一枚。左側の男の子があまりの音の大きさに耳をふさぐ仕草がチョー可愛かった。
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SEVEN

2009年09月12日 08時25分08秒 | Weblog
週の終わりはこんなに疲れているものなんだ…と最近つくづく実感する。木曜日あたりから週末が待ち遠しくて待ち遠しくて、金曜日の朝などアタマの中はもう放課後のことでいっぱい。最後の授業で「帰ってヨシ」と言われたときはどんなに嬉しかったか。
私が勉強するキャンパスにはCreative Industriesという私がかつて勉強していた学部がある(学部はキャンパスによって違うのです)。これは言うなれば芸術コースみたいなもん。そのためウチの図書館には映画のDVDが結構置いてあり、無料で借りることができる。寝るだけの週末ではつまらないし…と思って数本借りて帰ることにした。

そして選んだ映画は「SEVEN」。ブラッドピットとモーガンフリーマンが出てるやつ。

私のブログを最初から読んでくれていて、かつ記憶力のいい人なら覚えているかもしれないけど、この「SEVEN」は私にとって、観たことがないのに思い出深い作品。
こちらで英語を習い始めたとき、留学生用に簡単に描きなおされた「SEVEN」のストーリーを読んでいた。「SEVEN」は実に凄惨な物語で、読み始めから気分はブルー。そんなときに知り合ったばかりの韓国人が「SEVEN」を観たことがあるというので、「これってハッピーエンド?」と尋ねたら、しばし沈黙の後「そうよ!」という。ブルーな気分を抱えつつハッピーエンドを心待ちにしながら読み進めていったら、最後はなんとも言い表せないほど残酷な展開。ただでさえブルー入ってるところに、待ちわびたハッピーエンドが訪れないどころか、あのエンディングだったので、余計に落ち込んだ覚えがある。どうもこの行き違いはお互いの英語力のせいで、ちゃんと意思の疎通ができてなかったことが原因になったようだった。こういう事情があるため、「SEVEN」は観たこともないのに印象深い作品なのである。

閑話休題。

そんなわけで現在、私の手元には「SEVEN」がある。でも帰宅してゴハン食べてすぐに寝てしまったのでまだ観ていない。これからブランチを食べて片づけをしたら観るつもり。注射も血も嫌いな私は殺人シーンとかスプラッタも大嫌い。ホラー映画も観たことはほとんどない。「リング」などは本で読んで、それで十分数日間はテレビのモニターを直視できなかったぐらいだ。そんな私がすでに展開を知っている「SEVEN」を最後まで観られるかしら?

写真は本題とまったく関係のない、凍った生卵。だいぶ暖かくなってきていたけど、先日ぶり返した寒さのせいでまた凍ったらしい。卵が凍る冷蔵庫って…どないやんやろ?
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修行中

2009年09月10日 12時54分21秒 | Weblog
学校へ通うのにリュックサックを愛用している。スカートをはく日や荷物の軽い日は手提げにするけど、ほとんどはリュックを背負っている。
リュックは日本から送ってもらってもの。比較的大きいため結構な量の荷物が入る。毎日それにノートや教科書を詰めて歩いている。

ところで教科書というと。
こちらの教科書はとにかくでかいし重い。大学の本だから仕方ないかもしれないけど、ある教科書などは厚さは5センチ以上はあるし、ハードカバーやし、A4サイズやし。授業で使うことはほとんどないけど、学校の図書館で予習・復習する私はそれらを持ち歩かないと意味がない。それに加えどの科目でも割と役に立つDrug Guideと日本から持ってきた看護用語辞典は常時携帯。さらに課題提出の前など図書館で借りた本やプリントアウトした資料も持ち歩かないと…ということになったら、それはそれは結構な重さになる。大きめリュックなのにパンパン。小柄な小学生がランドセルの重みで倒れることがあるけど、まさにそんな感じ。背負うときは「ヨイショォッ!」と小さく気合いを入れるぐらい。

さて。
私の通うキャンパスは丘の上にある。斜面に建っているために坂道も階段も多い。
さらに、A blockで3階でも隣のB blockに渡り廊下で渡ったらそこは2階…なんてことが起こりうる。私が使っているバス停はそんなキャンパスの一番ふもと。そして図書館と、だいたい朝一番に行く講義室は丘のてっぺん。というわけで毎朝ひたすら階段を上ることになる。
これが普通の状態なら別段何も思わずに上るんだろうけど、先にも書いたように、私のリュックはマジで重い。下手すると10キロ近くあるんちゃうか?と思うほど。そんなんを背負って上っているので、毎日のことにも関わらず、てっぺんに着いたときはいつも息が切れている。

階段を上っている間にいつも考えるのが亀仙人の修行。「悟空とクリリンが亀仙人の元へ弟子入りしたとき、亀の甲羅を背負って修行してたよなぁ…」と(「Dragon Ball」参照)。

私も修行中か…?

いつか“かめはめ波”できるようになるかな…。

きっと上っている間に疲れているので、このようにとてもくだらないことを考えている。そして、甲羅を背負っているため“亀仙人”と呼ばれている…というしょうもない理由に対して、「ふざけんなっ」と意味もなく悪態をついている。

今、書きながら「舞空術を手に入れればいいんじゃん」と思ったけど、あれは鶴仙人の技で、亀ちゃんは飛べないんだよねぇ、確か。筋斗雲はカリン様のとこにいかんとないし(亀仙人が悟空に上げたヤツはピッコロ大魔王に消されちゃったもんね)。

ちっ。

使えないヤツ(どこまでも上から目線)。

もとい。
この生活をあと2年近く続けたら、“かめはめ波”は無理でも“岩”ぐらい動かせるようになってるかしらん?(とにかく「Dragon Ball」参照)。

ちなみにそこにはエスカレーターもある。でも一機しかないし、待っている間に歩いて上がってしまえそうなので使わない。この意地がどこまで持つやろかねぇ…。
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力抜けた…

2009年09月09日 14時56分22秒 | Weblog
今日は午後からLecture(講義)とTutorial(ゼミみたいなもん?)があるだけ。いつもなら午前中から図書館で居座るところやけど、どうしても体がだるくてシャキシャキ動くことができず、家で少しだけ勉強して、少し横になって、それから学校へ来た。LectureとTutorialの間に2時間の空きがあるので、現在は図書館のPCルームにいる。

さて。
講義が終わった後一人でお弁当を食べていると、見知らぬ番号から電話。誰かな?と思って出たら

「QUTの病院ですけど」(うちの大学には病院があるのです)

先日の血液検査の結果が2~3日中に出るというので、明日にでも電話しようと思っていたら向こうから電話。「確か電話かけるように言われたのになぁ…」と不承不承ながら応対。案の定、話は血液検査のこと。

「ドクターがあなたの検査結果を見て、話があると言っています」。

…え!?

「だから一度こちらに来てください」。

えぇぇぇぇぇ??

ドクターが次に来るのは金曜日とのことで朝の10時半にアポを取ったけど、話している間中、頭ん中まっちろ。

血液検査+お医者様の話=………

もしかしてもしかして…アタシ、病気??(しかも重病)

「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせて図書館に来たものの、「もしも…」ばかりを考えて何も手につかず。看護士である元FlatmateのJudyに電話したけど「心配ないって」と言われるだけで答えになっていない。何をしても落ち着かずソワソワ。「今すぐ来い!と言われなかったんだからたいしたことない」と言い聞かせてもムダ。「こんな調子であと2日も過ごせない!!」と思って、病院に電話した。

「あのーそのー、なんでまたドクターに会う必要があるんですか?」

「あぁ、アナタ、B型肝炎の抗体が根付いてないのよ」

よ、よ、よ、よかったぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~。

最後の抗体の注射から4週間は待たないといけないんだけど、私は3週間待っただけで血液検査を受けた。なぜならドクターや看護士さんがそのぐらいでも根付いてるかもしれないからと言ったから。でもさすがにちょっと早すぎたみたいで、おそらく金曜日にドクターに会ったら「もう一回血液検査を受けてください」と言われるはず。

えぇ、えぇ!! 受けますとも、何度でも。注射のひとつやふたつ!!

ドクターに会わないといけない理由がわかったところで本当に気が抜けた。椅子に座り込んで一人で笑っちゃうぐらいに。最初の電話から確認の電話まで30分ぐらいのもんだったけど、この間本当にいろいろ考えた。「ガンやったらどうしよう?」に始まり、退学、帰国、入院、費用といった物理的な問題から「そういや最近体がしんどいな…」「まだ36歳になったばかりやのに」「親が泣くかも」などといった精神的なことまで。同時に「最近太ったから病気であるはずがない」と考えた自分もいて、それは今となっては面白いけど。
いやいや。でもこの30分ぐらいは、マジですげーいろいろ考えた。

結論。

健康とは素晴らしい。

若いからといって必ず明日も生きている保障はない。人に等しくあるのは“今”だけ。普段忘れがちな“普通”でいられることのありがたさをかみ締める結果となった。最近、怠惰な食生活送ってたしなぁ。労わらなくては。
あぁ、でも本当に良かった。健康でいられるなら注射なんて怖くないさ!!(多分)。

奇しくも看護の勉強を決めてから、人の健康・寿命に関して考える機会がとみに増えた。それは年齢とともに避けられない事実が、自分にも周囲にも起こっているということで。そういう人生を左右する場面で力になれるかもしれない看護士の仕事。頑張らないと。

まずは授業をしっかり受けよう。次のTutorialまであと30分。勉強しよっと。
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