福岡市・大濠公園能楽堂にて、都山流の若手尺八演奏家・瀧北榮山(たききたえいざん)さんのリサイタルを鑑賞。
瀧北さんは福岡市出身で、こちらでのリサイタルは2019年に続いて今回が2回目。個人的には以前、西口勝さん率いる福岡の和太鼓チーム・和楽団ジャパンマーベラスの京都公演でご一緒させていただきました。
まず「零 REI 尺八独奏のための」(向井航、世界初演)では縦横5箇所に立てた譜面台の間を移動しながら、4種類の尺八を使い分けて立奏。続く「無言歌 -尺八独奏のための-」(善養寺彩代、世界初演)は、一転して座奏で。そして都山流本曲「鶴の巣籠」(流祖中尾都山編)は、師匠でもある人間国宝・野村峰山師とともに、橋掛りから演奏しながら登場して、交互に独奏と合奏。
休憩を挟んで、後半の最初は「水の反映 尺八独奏のための」(向井響、世界初演)を、やはり立奏で。終曲の地歌「千代の鶯」(光崎検校)は、平野裕子(歌と三絃)・奥田雅楽之一(歌と筝)両師とともに座奏(毛氈を使わず、直に正座)による三曲合奏。最後にご本人によるご挨拶で、およそ2時間近くに及んだリサイタルはお開き。
本曲・古曲から委嘱初演の現代曲まで、聴き応えのある曲目を見事に演奏しきった瀧北さん。これからも更なるご精進とご活躍を期待しています。
瀧北さんは福岡市出身で、こちらでのリサイタルは2019年に続いて今回が2回目。個人的には以前、西口勝さん率いる福岡の和太鼓チーム・和楽団ジャパンマーベラスの京都公演でご一緒させていただきました。
まず「零 REI 尺八独奏のための」(向井航、世界初演)では縦横5箇所に立てた譜面台の間を移動しながら、4種類の尺八を使い分けて立奏。続く「無言歌 -尺八独奏のための-」(善養寺彩代、世界初演)は、一転して座奏で。そして都山流本曲「鶴の巣籠」(流祖中尾都山編)は、師匠でもある人間国宝・野村峰山師とともに、橋掛りから演奏しながら登場して、交互に独奏と合奏。
休憩を挟んで、後半の最初は「水の反映 尺八独奏のための」(向井響、世界初演)を、やはり立奏で。終曲の地歌「千代の鶯」(光崎検校)は、平野裕子(歌と三絃)・奥田雅楽之一(歌と筝)両師とともに座奏(毛氈を使わず、直に正座)による三曲合奏。最後にご本人によるご挨拶で、およそ2時間近くに及んだリサイタルはお開き。
本曲・古曲から委嘱初演の現代曲まで、聴き応えのある曲目を見事に演奏しきった瀧北さん。これからも更なるご精進とご活躍を期待しています。