毎年のことながら、このところ大陸から大量の黄砂が飛来して、いかにも「春霞」の風情になっています。今年は特に北海道から九州までの広範囲に及んでいるのだそう。
「朧月夜」という名曲もありますが、都山流の尺八合奏曲にはズバリ「春霞」(大正4年、金森高山作曲)という曲があります。同じパート譜をカノン形式のように2拍子遅れや4拍子遅れで吹奏し、独奏部を挟みつつ二部合奏になったり三部合奏になったりと非常にユニークな構成の楽曲で、山辺に柔らかくたなびく春霞や春爛漫に咲き乱れる桜などが、響き合う尺八の音色で表現されています。
洗濯物や車が汚れたり、目鼻喉に不快感を覚えたりして厄介者扱いになることが多い黄砂ですが、昔から変わらない春の風物詩ですね。
「朧月夜」という名曲もありますが、都山流の尺八合奏曲にはズバリ「春霞」(大正4年、金森高山作曲)という曲があります。同じパート譜をカノン形式のように2拍子遅れや4拍子遅れで吹奏し、独奏部を挟みつつ二部合奏になったり三部合奏になったりと非常にユニークな構成の楽曲で、山辺に柔らかくたなびく春霞や春爛漫に咲き乱れる桜などが、響き合う尺八の音色で表現されています。
洗濯物や車が汚れたり、目鼻喉に不快感を覚えたりして厄介者扱いになることが多い黄砂ですが、昔から変わらない春の風物詩ですね。