尺八・土笛演奏家 山崎箜山(やまさき こうざん、三代 山崎北山)

都山流竹琳軒大師範、都山流講士・検定員。日本音楽家ユニオン、日本尺八演奏家ネットワーク会員。北九州市小倉南区在住。

古里へのたより

2024-06-17 05:00:00 | 日記
昨日(6/16)は父の日でしたが、父・二代 山崎北山が亡くなってから今年でもう8年目。時間だけが容赦なく過ぎていきます。

折しもつい先日、出雲市での演奏会にもご来場くださった島根県支部の重鎮の先生から、父に関する山陰地方の新聞の切り抜き記事を見せていただきました。内容から1998年(平成10年)のものと思われ、自宅(実家)で母と合奏する写真と共に、郷里を離れて北九州(母の里)を中心に本業の傍ら、尺八の演奏や指導を続けている様子が紹介されています。

父の日に寄せて、在りし日の姿を偲びつつ、改めて両親に感謝!


北九州島根県人会で演奏する両親と私。父は三絃(三味線)も嗜んでいました↓

ピア二胡 10年 ありがとうコンサート

2024-06-14 05:00:00 | 日記
八幡西区・黒崎ひびしんホール(中ホール)にて、谷口淑子さん(Pf)と帯金真理子さん(二胡)のユニット「ピア二胡」のコンサート。

このお二人とは何度かご一緒させていただいていますが、今回はユニット結成10周年記念スペシャルということで、宮吉英彰さん(Dr)と私がゲスト出演。当日のリハーサル時には北九州市長・武内和久さんもご来場くださり、賛助出演の子どもたちと面会。

会場には多くのお客さまをお迎えして、まずはピア二胡のお二人で「アヴェ・マリア」「愛の讃歌」、尺八が加わって「二泉映月」「荒城の月」、尺八とドラムが交代して「ジェラシー」「戦馬奔騰」、全員揃ったところで賛助出演・Ayanoさん(Vo)の歌と子供たちのダンスも加わり、谷口さんのオリジナル曲「このまち」で前半終了。

休憩を挟んで後半は、最初に子どもプロデューサーから全員にインタビューがあり、そのまま「世界の約束」、お二人で「オブリビオン」「ローズ」、再び全員で「ヘイ・ジュード」「時の流れに身をまかせ」「蘇州夜曲」「アイ・ガット・リズム」で本編終了後、アンコールをいただいて「賽馬」で、約90分のコンサートはお開き。

このコンサートを最後に谷口さんはしばらく公的な音楽活動を休止(なんと、次回の北九州市議選に八幡西区から出馬!)なさるとのことで、必然的にピア二胡としての活動もしばらくお休みになるそうです。

谷口さんの新たな前途を祝福しつつ、お集まりの皆さまとご縁に感謝!

筑前琵琶と尺八で聞く平家物語の世界

2024-06-10 05:00:00 | 日記
みやま市・まいピア高田 多目的ホールにて、小学生の芸術鑑賞会。筑前琵琶の尾方蝶嘉さん、石橋旭姫さんとご一緒です。

地元ライオンズクラブの主催事業で、子どもたちが本物の芸術に触れる機会を作ろうという企画。この日はみやま市内の全小学校6年生が一堂に集合し、会場には本格的な能舞台(なんと移動式!)を設置。

フリーアナウンサー・こはまもとこさんの司会進行で、まず3人へのインタビュー形式による出演者と楽器紹介。続いて尾方さんの独奏「入道死去」、尺八が加わって石橋さん「若き敦盛」と尾方さん「壇ノ浦」、石橋さん独奏「胡蝶の譜」、最後に全員で尾方さんのオリジナル作品「祇園精舎」を演奏して約1時間の鑑賞会はお開き。

各曲の前には、こはまさんによる解説を挟みつつ、小学生にはやや難解な古語を敢えてそのまま披露しましたが、みんな最後まで真剣に聴き入っていました。ご縁に感謝!

水無月の韻 2024

2024-06-07 04:00:00 | 日記
私の生まれ故郷である島根県出雲市、ビッグハート出雲・白のホールにて、叔母・船越幸(こう)師が主宰する邦楽船越会の演奏会。

基本的に5年毎に開催され、身内ということもあって毎回お邪魔していますが、今回は特に幸師の開軒65周年記念。ただ厳密には2年前(2022年)に開催予定だったのが、コロナ禍の影響で今年に延期されたのだそう。

前日に全体リハーサルがあり、当日は明け方から降り続いた雨も止んで、会場は大盛況。開幕曲は、船越会会員でもある花柳華凡さんの舞踊とともに「春の海」。続いて「ことうた 〜抒情〜」「遠砧」「三管のための嬉遊曲 一番」「夜の演舞曲」「こきりこの風」で、第一部終了。休憩を挟んで第二部は地歌「ゆき」、ゲストの木次則子師(十七絃)と「哀歌」、尺八独奏「秋風吟」。ここで舞台設営の間に幸師との対談コーナーがあり、終曲「荒城の月・21 〜Moonlight Illusion〜」で、約3時間に及んだ演奏会はお開き。

私が参加した曲は、第一部の2曲(春の海、嬉遊曲)と第二部全曲(!)。卒寿を迎えてなお元気に舞台を務める幸師とその一門の熱演に、終始温かい拍手が送られていました。改めて幸師にお祝いを申し上げつつ、ご来場の皆さまとご縁に感謝!

第19回 薩摩川内市 芸能祭

2024-06-03 04:00:00 | 日記
京都から新幹線で、鹿児島県・薩摩川内市へ移動。SSプラザせんだいにて、地元の芸能祭にゲスト出演。竹本一匹さん(Perc)、福居一大さん(津軽三味線)、宮本直美さん(筝)、他とご一緒です。

以前(9年前?)にもお邪魔したことがある企画ですが、今回は新しくできた建物での開催。まずは郷土芸能と文化協会による舞踊、フラダンス、詩吟などが披露され、中でも高城町に伝わる虚無僧踊り(!)はとても興味深く拝見しました。

そして市長挨拶の後、いよいよ私たちが関わる企画部門「花鳥風月」。まず地元の太鼓チームによる「鈴かけ馬踊り」、筝・尺八「さくらさくら」に合わせて子どもたちの踊り。ピアノ・パーカッション・フラダンス「雨水」、尺八(途中で能管も)・パーカッション「雨水龍神」、地元舞踊「念仏踊り」、地元和太鼓「HANYA」、三味線・筝・尺八・パーカッション・唄「川内小唄」、地元舞踊「想夫恋」。尺八・声楽(テノール)「鳥追舟」、清乃本流家元の舞「不動佛心咒」、尺八「秋月」、津軽三味線「冬音」、最後は尺八・三味線・筝・ピアノ・パーカッション「さくら幻想曲」〜フィナーレの総踊りで、約3時間の芸能祭は賑やかにお開き。

地元有志の方々とゲストが一体となって薩摩川内の四季を表現したこの企画は、とてもドラマチックで盛りだくさんの内容をお楽しみいただくことができました。お集まりの皆さまとご縁に感謝!

薩摩川内市 市民活動情報サイトより↓

6月の予定

2024-05-31 05:00:00 | 日記
今年も早や折り返し点へ。随時更新しますので、よろしくお願いいたします。

6月2日(日)13:00 ピッグハート出雲 白のホール(島根県出雲市駅南町1-5)「水無月の韻 船越幸開軒65周年記念演奏会」入場無料


6月5日(水)13:55 まいピア高田 多目的ホール(みやま市高田町濃施14)「筑前琵琶と尺八で聞く平家物語の世界」みやま市小学6年生対象

6月9日(日)14:00 黒崎ひびしんホール 中ホール(北九州市八幡西区岸の浦2-1-1)「ピア二胡10年 ありがとうコンサート」入場料前売3000円(学生1500円)


6月23日(日)14:30 そぴあしんぐう 小ホール(糟屋郡新宮町新宮東4-1-1)「すてきな音楽レシピ Vol.3」入場料2000円(学生、シニア1000円)


6月29日(土)13:00、30日(日)9:00 マリンパレスさぬき(香川県高松市福岡町2-3-4)「都山流四国道場 研修会 ろ組」

五月雨月の風 〜極東楽団ライブ in 京都嵐山〜

2024-05-29 22:00:00 | 日記
京都市・カフェらんざんにて、和洋中楽団ライブ。帯金真理子さん(二胡)、上村貴子さん(Key)とご一緒です。

こちらの会場では昨年に引き続き2回目。昨年はユニット名が「極東軍団」になってましたが、今年は極東「楽団」のトリオバージョン(ペースなし)ということで・・・まず尺八独奏「峰の月」、トリオで「黒田節」「荒城の月」「夜来香」、尺八&キーボード「レット・イット・ビー」で前半終了。

休憩を挟んで後半は、二胡&キーボード「菩提樹」、トリオ「賽馬」「懐メロメドレー」(お客さまのリクエストで「ほたるこい」「夏は来ぬ」「祇園小唄」「いい日旅立ち」「川の流れのように」「ふるさと」等々)、「雅組曲」「花好月園」で本編終了後、アンコールをいただいて、これまたリクエストによる「五木の子守唄〜サマータイム」で約90分のライブはお開き。

この日も地元(京都市右京区)の方々に大変お世話になりました。ご来場の皆さまとご縁に感謝!

池端克章/星月 スペシャルランチ イベント

2024-05-27 05:00:00 | 日記
小倉北区・音楽館Twilightにて、北九州市出身のシンガーソングライター・池端克章さん(Vo, G)と末永星月さんの中国茶によるコラボライブを鑑賞。

何度か出演もしたことがある会場ですが、ライブレストランとして料理も絶品。まずは末永さんによる中国茶の解説・実演があり、淹れたての美味しいお茶とともにイタリアンのランチコースに舌鼓。そして池端さんの熱唱に乙藤健太さん(Perc)の助演も加わって、素晴らしい音楽ライブの時間。最後のアンコール曲まで会場中が大いに盛り上がり、約2時間半のランチイベントはお開きとなりました。

あいにく次の予定があってアンコール曲の最中に中座してしまいましたが、美味しく楽しいひとときに感謝!

朴保&箜山ライブ @金松焼肉店 2024

2024-05-24 05:00:00 | 日記
若松区・焼肉の金松にて、朴保(パク・ポー、Vo, G)さんと焼肉ライブ。

朴保さんとは、このところ年に一回程度、東京都内でのライブでご一緒していますが、今回は一昨年12月に引き続き、お店を引き継いだ二代目店主・金松由美さんが朴保さんを招聘してライブを開催。

お店のご常連を中心にほぼ満席状態の中、まず朴保さんのソロで「風まかせ」「鯨狩り」。ここから尺八が加わって「雨に咲く花」「この世の終わりなど見たくはない」「いっちまえ!」「峠」「ケンチャナヨ」で前半終了。

休憩を挟んで、後半も尺八と共に「ほうせん花」「リムジン江」「かわいた心に」「希望ヶ丘」「安里屋ユンタ」「筑豊アリラン」「ウリ ヨギ」「沈黙の民衆よ!」。ここで由美さんがチマチョゴリ姿で登場し、デビュー45周年を迎えた朴保さんにケーキと花束、さらに歌のプレゼント。そして「花咲かしょうら 夢咲かしょう」で本編終了後、アンコールをいただいて「砂漠に舞うのは」「Stand By Me」で、2時間半近くに及んだライブはお開き。

相変わらずの圧倒的な歌声と美味しい焼肉に、会場中が酔いしれたひとときでした。お集まりの皆さまとご縁に感謝!

富士山

2024-05-22 05:00:00 | 日記
羽田から福岡へ移動する早朝便の窓から、富士山がキレイに見えました。