隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

「議会改革は進むのか?」 委員会の報告。

2012-02-03 | 議会改革

 1月28日に、「1月25日のブログのつづき」といったら、そのブログ記事が消えていました。以下の内容は現在の記憶を頼りに復元した内容です。

 議会改革調査特別委員会が1月20日に終了しました。盛りだくさんの内容だったので5時に終了するか心配でしたが、予定どうり5時近くに終了となりました。

 当初の委員会では、「(議会基本)条例を制定する必要はない!」、「委員長の進め方に異論があるので別途、3会派の対案を出す!」との擦ったもんだで意見が対立しましたが、20日の委員会では、同じ議員から「議会基本条例は議会に必要だ!」という発言がありました。

 委員会の一年間の総括は後日に譲ることにして、委員会として意見が一致し、議会運営委員会へ申し送る3つの事項について、委員会で整理した内容を以下に載せておきます。

 1)議案などを議運終了後、直ちに、ホームページへ掲載することについて---これは当然すべきです。遅らせる理由はありません。「なぜ、そんなにHPに早く載せるべきなのか、分からない?」との意見や以前には、議会運営委員会の終了後に会議を開いていなかった会派があったので、「聞いていない!」という議員がいましたが、今は、殆ど、各会派が、会合を開いて情報を伝えていますので何も問題はありません。

 2)議会での会議(①議会運営委員会、②全員協議会、③幹事長会議)の公開について---議会の会議は、公開が原則です。しかし、実際に公開できるプロセスに段階があります。①は、公務となっていますので直ちに公開です。②は、公務にしてから公開となります。③これが、問題です。幹事長会議が担っている「会派間の根回し機能が必要がない」、という結論が出たなら公務にして、公開に踏み切るべきです。但し、新たな秘密会議を設けない事が条件となります。

 3)参考人制度の活用について---これは、地方自治法100条の2にあるように「専門的知見の活用」の一つです。あくまで、学識経験者等に専門的事項に係る調査をさせることができるというのがこの制度の目的であります。「請願者の意見を聞くために使う」というのは、費用弁償が発生するという点だけでなく、対象案件の規定が必要となります。この観点から議会としてのルール(基準)を議運で議論し、この制度を活用できるようにするべきです。

 以上の1)~3)の詳細は議運の議論に委ね、当委員会の総意として議運に申し送ることになります。


「道路計画について」石原都知事の記者会見。

2012-02-03 | 政治

昨年、12月22日(金)の石原知事の定例記者会見を載せます。やり取りが面白いので取り上げました。知事といえども個別の事業となると、よくわかっていないようです。そんな会見となっています。

【記者】外環について。先週もちょっとお伺いしたのですけれども、地上の街路について、先週お伺いした時、知事、現地を見てみないと分からないとおっしゃったのですが、知事が初当選されて、1期目の時にご覧になられた吉祥寺の辺りの、まさに外環本線の真上に都道、幅員40メートルの都道をつくるという話なのですけども、そうすると、結局、地上の用地買収が必要になるということであれば、外環本線も多額な事業費をかけて、大深度地下(地中の構造物等より下の部分で、通常利用されない地下空間)につくらずともいいのではないかというような矛盾を感じるのですけれど、そこはいかがでしょうか。

【知事】その問題、私、あまりつまびらかにしていないんで、もう一回、都市整備局に聞きますが、私が現場見た時は、ここへつくるといって、家を改造することもできず、立ち退くわけにいかず、半殺しになっているようなレベルの住宅がずっと続いていましたよ。その地下に、結局、通さざるを得ないと私は思ったんだけれども、更にその上に、新しい都道をつくろうと言うの?

【記者】もとの都市計画決定、高架方式で最初に都市計画決定した時に、高架の側道としてつくる都道がまだ残ったままになっているんです。それを……。

【知事】道路計画として、今、残っているの?

【記者】ええ。それを今、各沿線自治体ごとに都の方で話し合いの会というのをやっているのですけれども。

【知事】そうですか。詳しい報告は聞いていませんが、問題があるなら、もう一回現場行って、確かめてきますけれども。いずれにしろ、話はそれることになるかもしれないが、地下で外環つくった時に、どこかにジャンクションをつくらないといけませんな。その周りの土地の収用というのは当然必要になってくると思いますけれども、最初、杉並区長は「ジャンクションは要らない」と言ったけれど、この頃、また指針も変わってきたようですが、いずれにしろ、外環は、新しい公共事業が起こる時に、多少の犠牲伴わざるを得ないけれども、それをうまく整理し、完成することが、東京だけじゃなく、国益につながると思いますんで、再三申しているみたいに、それができないと、一旦緩急の時に東西が分断されることになりかねませんから、絶対に必要なインフラだと思うし、東京のためじゃなく、日本全体のための問題ですから、そういう問題が出てきているのであれば、私、もう一回現場行って、確かめます。

【記者】外環についてもう1点。2020年までに、練馬-世田谷間を完成させるということなのですけれども、1兆3,000億円、4,000億円でしたか、その事業費をならすと、年間千数百億円の予算がつかないと、2020年までには完成しないと思うのですけれども、そこはいかがでしょうか。

【知事】それは、国と都の分担というものがあるでしょうから。しかし、個人でなく、新聞として、外環の意味合いはどう考えているのよ。

【記者】もともとPIが始まる時には……。

【知事】PIって何?

【記者】パブリック・インボルブメント(住民参加)の……。

【知事】日本語で言ってくれよ、そんなものは。

【記者】都の方でPIというふうに言っていたのですけれども……。

【知事】俺、英語、よく分からないからね。

【記者】特集記事を組むなり、それなりに住民参加で道路計画をつくっていくということについては賛同していたと思うのですが。

【知事】住民の参加も必要だし、住民の反対もあるだろうけど、了解というのを最後に得なかったら、だめだと思います。
 はい、どうぞ。