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アタランタ対ミラン後半

2019-02-24 17:27:22 | ワールドサッカー
アタランタ対ミランの後半の映像を見ていました。この試合は、内容の悪かったミランが3-1で勝利したという結果は知っていたので、なぜそういう結果になったのか、映像で確認してみました。後半を見ても、アタランタが3ボランチ気味に中盤で組み立て、ミランは攻めに出られず自陣に2ラインを引いて守るという苦しい展開が続きました。

ミランは4-3-3のつもりだったようですが、後ろのボランチのラインが前を助けることができず、前の3人だけで何とかして欲しいというサッカーをしてしまいました。これでは勝利は難しいだろうと思われましたが、一人の選手の想定外のプレーがこの試合を動かすことになります。その選手は左FWにいたトルコ代表、ハカン・チャルハノール(10番)でした。

チャルハノールはミランの、後半最初のチャンスの場面で左サイドを上がり、相手DFのクリアミスを拾います。かなり遠い位置でしたが、そこから放ったシュートが「ゴラッソ」とアナウンサーが叫んだほどの強烈な弾道でした。これが奇跡的にゴール右隅に決まって、ミランは絶対不利のこの試合で、逆にリードを奪うことができました。

これでアタランタは苦しくなり、トップ下のゴメスを下げて18歳のスウェーデン人、クルセフスキーを投入してきました。アタランタというチームは若手育成の能力で知られており、このクルセフスキーもスウェーデンからアタランタのユースに越境加入した選手ですが、これでゴメスの持っていたボールキープのポイントがなくなります。若手育成ももちろん必要ですが、この試合に限っては裏目に出た手でした。

ミランは、チャルハノールが蹴ったCKを1トップのピオンテクが頭で合わせて3-1として、あとは自陣に2ラインを引いて守ってきました。ミランのサッカーはこの試合では全然美しくないサッカーでしたが、アウェイのこの試合は勝てば何でもいいと割り切っていたようです。アタランタはFWのイリチッチの個人技に最後の望みを託しますが、ミランDFが人数をかけて潰し、試合は3-1で終了しました。

またも、内容は下位チームが良くても、終わってみるとチームの力通りの結果になっている試合を見ました。セリエAではよくあることですが、もちろんミランはこの手をずっとやるわけにはいきません。ミランが本来のサッカーを見せたらどうなのかと、見てみたい気がしました。

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