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尊富士のプロフィール

2024-03-28 20:55:54 | 他スポーツ
110年ぶりの快挙となった、新入幕で平幕優勝した尊富士(たけるふじ)について書きます。尊富士は青森県の五所川原市の出身で、五所川原市を走る五能線や津軽鉄道沿線は名力士が多く出ている地域です。少年相撲も盛んな土地ですが、高校では越境して、伯桜鵬や逸ノ城を生んだ相撲の名門鳥取城北高校に入学します。その後、日大相撲部で力士を目指すことになります。

もっとも、日大時代は膝の負傷で苦しみました。そのため、学生時代の実績がないことから、幕下付け出しではデビューできずに前相撲から入門するという回り道をした力士です。膝を痛めた期間に上半身のトレーニングを積んでいたため、今の当たりの強さの要因である鍛え上げられた上半身の筋肉は、この頃に下地があります。

学生相撲から序の口デビューする力士が多くなった今では、学生相撲出身でも下の番付で簡単には勝てなくなっていますが、尊富士は物が違ったようで、序の口、序二段を7戦全勝で連続優勝して、三段目も1場所で通過しています。幕下でも負け越しせずに順調に番付を上げていましたが、先場所十両で13勝2敗の好成績を収めて、十両をわずか1場所で通過する快挙を成し遂げています。

もちろん、尊富士は去年まで幕下だった力士ですから、横綱や大関にとってはノーマークでも仕方ないでしょう。それでも、尊富士の当たりの強さは幕内相手にも通用しており、左を差して一気に出る相撲ぶりもセンスが良く、将来の大器という期待もしたくなります。尊富士の四股名は神話で知られるヤマトタケルノミコト(日本武尊)から一文字を取り、富士は師匠の伊勢ヶ浜親方の現役名の旭富士からです。

朝乃山が勝利したように、相手に右を差されるとどうかという、ちょっとした弱点も見えましたが、足首のじん帯損傷の負傷の直り具合によっては上位でも楽しみです。幕尻から今回の優勝で、一気に前頭上位に番付が上がることになりそうで、初日から上位と当てられても同じような相撲が取れれば、三役も近づいてくるでしょう。



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